こんにちは、makinaです。
2021年も、後半に入りました。
当初予想されていたトレンド周期よりも、少し速度が遅くなっている印象です。
思いの外、2020年のファッション業界の停滞が、尾を引いているようです。
セールは好調
2021年6月のセールは、かなり好調でした。
人出も戻り、アパレル店舗でも「実際にレジでお会計をしているお客さん」が確実に増えています。
紙袋(ショッパー)が減った今、紙袋を提げているかどうかで売上を推し量ることができない時代になりましたが、「レジの稼働」というのはもっと直接的な指標になります。
世の中の人々が、服やコスメなどのファッションアイテムを買い出しています。
トレンド周期の速度が遅くなっている
一方で、ファッショントレンドの周期は、速度が遅くなっています。
2019年にたくさん出ていた次の流行の芽が、2021年が半分過ぎた今も育ってきていません。
流行は、新しいものが大きく育たなければ、前のものだけが古くなることはあり得ません。
ロングスカートやワイドパンツの流行も、延長している格好です。
「早すぎ負け」にさらに注意が必要な時代へ
時代の変動期でもある今、価値観が目まぐるしく変化しています。
一見、変化が激しいならばトレンド周期も早まるとも思えます。
でも、そうではありません。
変化が激しいということは、大きく育つまでに時間がかかるということ。
つまり、流行の「早すぎ負け」が起こりやすくなるということです。
最先端の流行が、世間から見つけてもらえない。
認知されない。
そのような事態が、これからの時代は増えるでしょう。
流行を受け取る側の私たちは、最先端のものを取り入れすぎると、満足度が下がってしまう恐れがあります。
2021年後半以降は、「早すぎ負け」にさらに注意が必要な時期に入りそうな予感です。
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