こんにちは、makinaです。
同じLVMHグループのハイブランド、ルイヴィトンとロエベ。
ロエベの半月型バッグ「ハンモック」のプロモーションは成功し、街にハンモックが広まりました。
ところが、同じようにプロモーションが行われている、ルイヴィトンのワンハンドルバッグ「カプシーヌ」は、とても街に広まっているとは言えません。
どうして、ロエベのハンモックのプロモーションは成功したのに、ルイヴィトンのカプシーヌのプロモーションは成功していないのか?
その理由は、ブランドのそもそもの認知度にあります。
ロエベは、ブランドの認知度自体がほとんどなかった。
だからこそ、プロモーションが成功したのです。
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ブランドの認知度の違い
ロエベは、スペイン王室御用達ブランド。
知る人ぞ知るブランドで、一般的な認知度はほとんどありませんでした。
そこへ、親会社LVMHの方針で、顧客の裾野を広げることになった。
有名人や海外セレブにロエベのバッグを持ってもらったり、ドラマの登場人物に持たせたりというプロモーションを、地道に行ったのです。
そして、モデルやインフルエンサーも、ロエベに注目した。
日本でも、アンバサダーに本田翼さんが起用されました。
それを見た一般の人たちが、ハンモックをはじめとしたロエベのバッグに憧れるようになり、街にも広まりました。
これも、ロエベというブランドがそこまで知られていなかったからこそ。
ルイヴィトンの場合は、もともと認知度が高く、すでに憧れられているし、街にも広まっている。
そこへ、高級路線のてこ入れとして誕生したカプシーヌを、各国王室の女性や政治家たちに持ってもらうというプロモーションをしても、高級雑誌には頻繁に登場するものの、街の人たちがこぞって持つというところまではいかなかったのです。
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社交界やコレクションスナップには浸透しているカプシーヌ
ルイヴィトンのカプシーヌは、街には広まっていませんが、社交界やコレクションスナップには浸透しています。
現代アートとコラボしたラインもあり、コレクションやパーティでの話題づくりには最適なのです。
ブランドの格式を上げるための役割を担っている、カプシーヌ。
とはいえ、街に受け入れられるかどうかは、また別です。
カプシーヌのプロモーションは、一部の人々の間でのみ奏功しているのです。
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