こんにちは、makinaです。
ずっと努力を重ねてきた人が、売れ始める。
そんな瞬間に立ち会うことがあります。
売れる人たちが持っているもの。
それは、まず、最初の違和感です。
世間に認知され始めた段階で、まず、最初に違和感を与える。
「これはないでしょ」
そんな抵抗感を与えるような要素を、ドーンと売れて行く人たちは、最初に持っています。
賛否両論。
人は何かに対して「あれはダメだ」と言いたい生き物です。
と同時に、一部で「ダメだ」と言われているものに対して、「いや、あれいいよ」「あれの良さがわからないの?」と口に出したい生き物でもあります。
世間があれこれ言うと必ず、人目に触れる機会が増えていきます。
どうして世間があれこれ言うと人目に触れる機会が増えていくのかというと、そもそも人間がAIと違う根拠は「好奇心」にあるからです。
人間の好奇心が、その人たちが人目に触れる機会を増えさせるのです。
ここが、本人の踏ん張りどころでもあります。
何せ、好奇の目にさらされ、賛否両論に巻き込まれるのですから。
ところが、まさにそこで、売れる人が持っているものの2つ目、「よく考えると都合がいい」という要素が、威力を発揮します。
懐かしさがあるとか、何かのついでに楽しめるとか、触れてほしくないところに触れてこないとか、他の喪失感の代わりになってくれるとか。
そういう都合の良さがあると、最初の違和感とのギャップもあり、一気に好意的に受け入れられます。
さらにその人たちの存在や提供する価値が、時代の空気感とマッチしていると、ドーンと売れていくのです。
そして、その魅力が一過性のものではなく、長く受け入れられ続けるのはどんな場合かというと、人間の本質的なところに訴えかけるものを持っている場合です。
努力だけでもない、見た目や運の良さだけでもない。
「人を想う熱量が高い」という面を持っている人からは、人は離れていきません。
どうしてかというと、人を想う熱量が高い人の近くにいると、自分の中に愛が発生するからです。
それは人として気持ちの良い体験だからです。
人が離れていかずに残るのは、人間の本質に訴えかけるものを持っている人だけです。
「人気があるのはわかるけど、そこまで言うほどなのか不思議でしょうがない」という場合には、この「人を想う熱量の高さ」が大きく関係している可能性が高いです。
自分が得をするわけでもなく、むしろ傷つくことだってあるのに、人を熱量高く想うことは、誰にでもできることではありません。
売れる人たちが持っているもの。
それは、最初の違和感であり、都合の良さであり、時代の空気感とのマッチングであり、さらに人を想う熱量の高さです。
どれかが弱いと、大ブレイクとまではいきません。
漫画やアニメなどのコンテンツも、これと同じです。
どうしてあの人は売れたのか?
その理由は、人はどういう生き物なのかが教えてくれます。
「人は一部でダメと言われているものをいいと言いたいから」、「人には好奇心があるから」、「人は都合の良いものに好意を持つから」、「人は自分に愛を起こさせてくれる人から離れたくないから」です。
つまり、売れる人は一部でダメと言われる部分を持っており、好奇心を持たれた時に踏ん張れる力があり、都合の良い立ち位置に入り、人を熱量高く想える人なのです。