こんにちは、makinaです。
ちかごろドローンの活用の話題が現実味を帯びてきましたね。
空からの撮影に使ったり、配達を試みたり。
先日は、イルミネーションをドローンで空撮した映像のコンテストを、テレビで特集していました。目線の高さではわからない解放感がありましたよ。
かといってヘリコプターだと小さすぎて見えなくなっちゃう。新鮮な映像でした。
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撮影だけでなく、期待されているのが、ドローンによる無人配達ですよね。
このたび、アメリカの物流会社が、ドローンによる個人宅配達の実験に成功したそうです。
人手不足の物流業界の希望の光になれるのでしょうか。
ドローンでの宅配は、どのくらい実現可能性があるのでしょうか。
無人で宅配して、トラックに戻ってきた
アメリカの物流会社UPSによる実験では、トラックの屋根からドローンが離陸し、住宅に荷物を届け、他の荷物を輸送中のトラックに戻ってきたそうです。
無人で届けて、移動中のトラックに戻ってくるってすごいですよね。
単純に、荷物落ちないかなって素人のわたしは心配してしまいますが、大丈夫なんですね。
実際に、1か所だけ遠い配達先の場合に応用できるとして、実験成功の意義は大きいようです。
一つの荷物だけ遠いと、その分の手間がかかりますもんね。それを省ければ大きな節約になります。
受け取る側は、自分でドローンまで行って、荷物をとるところまでしなきゃいけないですから、実用となると細かい調整がいるでしょうが。
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貨物の増加と人手不足
いま、宅配の荷物の量が急増していますね。だから、ヤマト運輸は、全面的な値上げに踏み切ったんですよね。
一定量以上の荷物は取り扱いが停止されるかとも思われましたが、それは回避されたようです。
それでも、人手不足が深刻で、物流業界は有効求人倍率が2倍といいますから、理想の人手の半分しかいない状況ということですね。
逆に荷物の量は増える一方。ここまで広まったネット通販の習慣は、そうそう変えられないですもんね。便利なのでついついネットで買って届けてもらっちゃってます。
そうなると、ドローンの実験成功には期待してしまいます。
総量規制になるのでは?
まだまだ安全性の課題が大きくて、ドローン宅配の実用には時間がかかるでしょう。それまでは運賃の値上げのほうが現実的かもしれません。
いまの荷物の急増と人手不足を、ドローン宅配で直接解消することはムリですもんね。
値上げでも解消できなければ、いったん取り扱い貨物を制限する方向に進むのではないでしょうか。
個人的には、運賃の値上げという間接的な制限では足りないところまで来ていると思います。
将来はどうなるかわかりませんが、いまは荷物を運ぶのは「人」。身体的、物理的限界があります。
もし、ネット通販の荷物が規制されたら、ネット通販業界は物流手段の確保に動くと思いますが、そのひとつとしてドローン技術への投資が進むかもしれません。
今回の実験成功も、本気で無人配達の実現を考える人たちの大きな第一歩。時間はかかっても、将来的には、ドローン宅配のある世の中になると思います。