こんにちは、makinaです。
その年によって、ありそうなのにどこへ行っても見つからないアイテムというのがあるものです。
今シーズンの場合、それは、黒のコートです。
トレンドのサイクルによって、すっぽりと抜け落ちてしまっているのです。
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黒のコートが売られていない
黒のコートは、定番中の定番です。
ところが、今年は、どこを探しても見当たりません。
店員さんに聞いてみると…。
「黒ですか?
あー、確かに、今年は黒が少ないですね。
グレーと、紺と、あとこのチェック柄とか…。
ベージュも多いんですけど…。
黒は、作ってないんですよ。」
黒のコートが、売られていない。
そもそも、作られていないのです。
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冠婚葬祭用?
やっと見つけた黒のコートを試着しようとした時には、こう言われました。
「冠婚葬祭には使えないですけど、いいですか?」
今年黒のコートを探している人は、冠婚葬祭用くらいだと思われたようです。
そのくらい、真冬の厚手のコートで黒のものは、今年は買いたいという人が少ないのです。
街行く人も着ていない
実際に、街行く人を見てみても、黒のコートを着ている人が、全くと言っていいほどいません。
真っ黒よりも、薄い色。
そちらのほうに、抵抗がなくなってきているのです。
誤解のないように言いますが、黒自体は、トレンド色です。
ファッショントレンドとして、黒人気は、ここしばらく継続しています。
にもかかわらず、真冬の厚手のコートでは、黒は作られていないし、街行く人も着ていない。
数か月前の、春夏の黒のほうが、多かった印象です。
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売られているかどうかが街での動向を左右する
黒人気自体は継続中ですから、特に黒のコートが敬遠されているわけではおそらくないでしょう。
ただ単純に、売られていないから、街でも着られていないのです。
ファッショントレンドを見るうえで、「そもそも売られているかどうか」というのは、街での動向を左右します。
着るほうには何も意図がなくても、作られていないというだけで、そのアイテムがすっぽりと抜け落ちてしまうのです。
今シーズンの場合は、それが、黒のコート。
というわけなのです。