こんにちは、makinaです。
2017年にこのブログで書いた、「ワイドパンツは2020年まで流行する」というファッション予測。
2018年に入り、「ワイドパンツの流行は2021年まで延長しそう」と修正しました。
2021年が終わる今、ワイドパンツは「それ1つでトレンド感アップ!」というかつての勢いはないものの、十分にトレンドの賞味期限の範囲内にあります。
考えてみれば、当たり前です。
ワイドパンツの次の流行が、作られなかったのですから。
2020年に「ワイドパンツにはもう飽きたな」と思っても、「2020年もワイドパンツの流行が継続する単純な理由」でお伝えしたとおり、サイクルパンツや女性ファッション誌で提案されていたひざ上のショートパンツをはくわけでもないので、それほどワイドパンツが古くなることもなかったのです。
次にこのブログで予測していたのが、2021年には色柄ものが流行るというもの。
色の力で世界を元気にしようという機運が高まると予測しました。
2021年の街の流行を見てみると、色柄ものはかつてのノームコアの時代からは着実に増えたものの、黒の長期的な流行が続いていることから、カラフルな装いが爆発的に流行というところまでは行きませんでした。
比較的小さな動きとして、ラベンダーやミントグリーン、緑などの色や、チェック、ロゴ入りアイテムなどの柄物が増えた程度にとどまりました。
それでも他に特段大きなトレンドアイテムがなかったため、傾向としては色柄ものが増えた年になったのではないかと思います。
また、2018年にこのブログで予測していたのが「2021年にはアクセサリー、ブローチ、チャーム、ヘッドアクセなどの『足すだけ』のためのアイテムが増える」というものでした。
今までのシンプルな服だけでは物足りなくなり、手軽に足せるものが流行するだろうと予測したのです。
イヤーカフが出始めて、広く支持されたのが2020年。
その流れから、かつての華奢に揺れるピアスではなく大きなイヤリングや大ぶりネックレスも2021年には増えました。
他にも、ロエベのアナグラムのブローチ、ボッテガ・ヴェネタのノットチャーム、グッチのメイクアップラインから出たヘアピン・ロゴバレッタ、ハイブランド以外でもカチューシャが再注目されたりと、2021年に動いた「足すだけアイテム」がたくさんあります。
街に広く普及するところまではまだ行っていないので、予測としては早過ぎましたが、今後もっと盛りファッションや装飾ファッションが増えてきたら服自体が装飾になるはずなので、過渡期に便利な「足すだけ」のアイテムはむしろ下火になる可能性もあります。
動向を注意深く見守っていきたいところです。
最後に、2018年に予測していた「2021年には短め丈、ベルトでウエストマーク、シースルー、ミニスカートが流行る」という点について。
当時は、ファッショントレンド周期からいけば2021年には開放感がやって来ると牧歌的に思っていましたので、へそ出しやスリット、ミニ丈など肌を見せる服に抵抗感が薄れると予測していました。
と同時に、健康、ヘルスケア、体への意識は人生100年時代にますます高まり、ウエストマーク、シースルーなども興味を持つ人の人数が増えるため大きな流行になるだろうと予測したのです。
ですが実際には、開放感がやって来ることはなく、閉塞感が長引きつつも、健康への意識はますます高まった2021年となりました。
秋冬にはタイツと合わせてミニスカートが流行すると予測し、実際今年の秋冬はひざ上というよりマイクロミニに近い短さのスカートが増えましたが、街にミニスカートを「素足で」はいている女性が増えたのは意外でした。
「冬でも素足にミニスカート」という価値観が、一番敬遠されるのではないかとも思えましたが、ファッションに関わらず流行というのは思いがけない動きをするものです。
ミニスカートはこれから広がり始めそうという段階で、まだ「ワイドパンツは恥ずかしい」という機運にはなっていないので、「ミニスカートの流行予測は大当たり」というわけにはいかなかったのが残念なところです。
かろうじて「ワイドパンツの次の流行はスキニーではない」というところは当たりでした。
いかがでしたでしょうか?
今回は、2021年のファッショントレンド予測の総括をお伝えしました。
このくらいの予測ならできそう!という方は、noteで有料で買ってくれる人がけっこういらっしゃいますので、自由に価格を設定して発信してみるのもおすすめです。
最近はすごくニーズがありますよ。
2022年、2023年と、大きなファッションの5年周期は進んでいきます。
ピークを迎える2023年には、2018年にクローゼットの中をロングカーデとワイドパンツとロングスカートだけ残してあとは処分しやすかったのと同じように、クローゼットの総取っ換えの様相を呈する変化が起こるでしょう。
これからのファッショントレンドに、要注目です。