こんにちは、makinaです。
この商品って、使いやすいのかな?
そう思った時、あなたは、誰の意見を参考にしますか?
おそらく、その商品を持っている人の意見を参考にするのではないでしょうか。
もちろん、それも正解です。
でも、それだけでは、公平な判断はできないのを、ご存じですか?
使いやすさを知りたかったら、その商品を持っていない人に聞いてみるのも、思った以上に大事なことなのです。
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持っている人の評価は高くなる
人の習性として、自分が手に入れた物は、高く評価するという傾向があります。
その商品を持っている人は、「使いやすい」、「良い商品」と、高く評価してしまうのです。
これを、保有効果といいます。
同じ商品を、先に買った人の評価は、実際より高くなりがち。
そして、本人は、それに気づいていません。
もちろん、買わなけばわからない、意外なメリットも聞けるかもしれません。
でも、持っているだけで評価が高くなるのですから、その分、差し引いて聞く必要があります。
低い評価はますます低くなる
もう一つ、すでに手に入れた人の意見が、実際の価値とかけ離れてしまう要因があります。
それが、「トクをした喜びより、ソンをした怒りの方が、2.5倍大きい」という、心理法則です。
買った商品が、期待値を下回った場合、人は、「損した!」と怒ります。
同じ金額でも、怒りだけが2.5倍なのですから、評価にもその心理が乗っていてもおかしくありません。
つまり、「すでに買った」人は、高い評価ならますます高く、低い評価ならますます低く表現することから逃れられないのです。
ところが、その商品を持っていない人は、保有効果も働かず、損もしていないから2.5倍の怒りも感じていない。
一番、フラットな評価を期待できる人物なのです。
もちろん、その商品に利害関係がある人は別です。
でも、「持っていない人に聞いても、意味がない」と思うのは、あまりにももったいないことです。
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専門外の人に聞いてみる
あなたの周りにも、いませんか?
良いものは良い、悪いものは悪いと、はっきり言えて、信頼されている人が。
そういう人に、その人の得意ジャンルじゃなくても、聞いてみると良いです。
「これなんだけど、使いやすいと思う?」と。
もちろん、その人はその商品を持っていないし、詳しくもないはず。
でも、評価は、一番フラットです。
ひいき目でもなく、2.5倍の怒りもなく、一番公平な意見が聞ける。
持っている人にばかり聞いていては得られない、参考になる意見が聞けるはずです。
持っていない人の意見が突破口になる
「持っていない人に聞いても、意味がない」…。
一見、納得できそうな考えですが、そうとも言い切れません。
そのジャンルに詳しくない人は、時として、的確なことを言います。
その商品の背景や詳細など、専門的な部分は、後から自分でふまえればいい。
「これって、使いやすいかな?」
そう思ったら、その商品を持っていない人に、聞いてみてください。
「どう思う?」と。
持っている人の意見がバラバラで、頭が混乱した時。
持っていない人の意見が、突破口になってくれるかもしれません。