こんにちは、makinaです。
流行中の、ブラウンの服。
ここしばらくはあまり見かけなかったので、新鮮さがあります。
雑誌でも、ブラウン特集が多く組まれています。
「地味に見える」というイメージが強いブラウンですが…。
意外な印象を与える色でもあります。
それは、「温かみ」です。
茶系の色は、天然素材で大がかりな染色をせずに出せる色。
つまり、人工的でない色です。
都会的にするのが難しい反面、ブラウンは、何もしなくても自然界や人間の温かみを出せる色なのです。
ブラウンは人工的でない色
ブラウンは、もう10年以上も、主役に躍り出てはいません。
メンズのスーツでもそうですが、ブラウンは、変化球です。
いつもと違って、少し変化をつける時に着る色。
メンズでも、レディースでも、そんな位置づけです。
これも、ブラウンが「人工的でない色」であることが理由かもしれません。
私たちが生きるのは、現代社会。
この社会は、人工的だからです。
茶色は、土の色であり、羊毛なら染色なしで出せる色。
リアルな自然の色です。
現代社会で、茶色がメインにならないのも、当然でしょう。
あまりにも、「自然」過ぎるのです。
老けて見えるのも当然
暗い。
地味。
田舎っぽい。
老けて見える…。
ブラウンに付いて回るイメージは、マイナスなものも多いです。
それも全て、「人工的でない」という共通項で貫かれています。
リアルな自然は、「暗い」し、「地味」です。
蛍光灯の明かりもないし、装飾もありません。
「田舎っぽい」のも当然です。
都市の対極にあるのが、自然なのですから。
「老けて見える」というのも、アンチエイジングという概念のない自然界では、当然のことです。
ブラウンというのは、「老けて見える」も何も、人を自然のまま見せる色なのです。
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ブラウンは温かい印象を与える
ということは、ブラウンは、自然な色。
何もしなくても、それだけで、人工的ではない温かい印象を与えることができます。
男性から見ても、思ったほど地味な印象はないようです。
明るい色が好きな人は、「もっと明るい色を着ればいいのに」と思うかもしれませんが…。
そこまでではない普通の人は、地味だとか、老けて見えるという印象を受けるほど、よく見ていないし、気にしていません。
自分に対する美意識が高い人は、男性か女性かは関係なく、「自分で」地味だと感じ、それをそのまま他人にも当てはめるかもしれません。
そうではない人は、特に気にせず、温かみのほうを感じているのではないでしょうか。
茶色を着ることによって、都会的な洗練された印象は与えないかもしれませんが、「温かみ」は、使えます。
思ったほどマイナスイメージを与えているわけでもないので、変化球としては有効です。
人工的すぎる現代に疲れたら
真っ白や、真っ黒は、それだけで都会的。
洗練された印象を放ちます。
茶色は、その対極にある色です。
温かみを活かして、ほっこり路線でいくなら、それほど工夫は要りません。
でも、茶色を都会的に着るなら…。
人工的な要素を入れると良いかもしれません。
ハリのあるシルエット。
光沢素材。
狙いすましたワントーンコーディネートなどです。
この現代社会で、茶色が主流になることは、きっとないでしょう。
変化球であり、一過性のトレンドであるブラウン。
人工的すぎる現代に疲れたら、取り入れてもいい色です。
自分で思うほど、地味だと思われるわけではありません。
むしろ、茶色の「温かみ」を感じて、癒されることになるかもしれません。