こんにちは、makinaです。
先日届いた、待望のショショット新作パンプス。
５センチヒールの、「Ｓｙｂｉｌ」です。
幅狭靴の専門店とあって、フィット感がバツグンでした。
今回ご報告したいのは、サイズ（足長）が大きめの場合のこと。
広告
ショショットの「Ｓｙｂｉｌ」は、サイズ（足長）が大きめのものでも、かかとが脱げずに歩けたのです。
一般的には、パンプスの場合、サイズ（足長）が大きいのは、厳禁。
靴擦れの原因になります。
でも、「Ｓｙｂｉｌ」は、大きめでも、靴擦れせずに、かつ脱げずに、歩けます。
その理由は…。
土踏まずの左右両側を、革が深く覆ってくれるから。
そして、つま先がタイトなので、前すべりしない。
この、２つの条件が、揃っているからです。
サイズ（足長）がピッタリの場合
まず、足の細い人は、横幅の狭いパンプスでないと、前すべりして、かかとが脱げます。
広告
ショショットの「Ｓｙｂｉｌ」も、横幅（ワイズ）は、Ａ～ＡＡＡと、狭いです。
つま先の厚みも抑えられていて、薄い。
だから、前すべりしません。
足長がピッタリなら、吸いつくようなフィット感で履けます。
サイズ（足長）が大きい場合
ショショットのサイトの説明書きには、「足長は、ぴったりか１つ下げる」とあります。
これは、本当にそのとおりでした。
今回は、もう１つ、サイズ（足長）を１つ上げたものも注文しました。
その、サイズ（足長）が大きい方の「Ｓｙｂｉｌ」も、ゆるいのですが、脱げないのです。
もちろん、ピッタリのほうが、足に余計な力を入れなくても、スムーズに歩ける。
広告
大きい方は、ゆるくて、足に力が入ってしまう。
そうなのですが、大きい方も、脱げずに歩けるのです。
そして、ゆるいので、逆に靴擦れしないのです。
靴擦れは、「ピッタリだけど、若干ゆるい」場合に起こります。
「Ｓｙｂｉｌ」のサイズ（足長）を１つ上げると、「若干」どころじゃなくゆるいので、靴擦れの話にはなりません。
甲が深いデザインで、かつ、横幅が狭い
こんなにゆるいのに、なぜ、かかとが脱げないのか？
これが、すごく不思議でした。
でも、２サイズ履いてみて、わかりました。
サイズ（足長）が大きいのに、かかとが脱げない理由。
広告
それは、甲深のデザインで、かつ、横幅が狭いから。
もっと言うと、土踏まずの左右両側を、革が大きく覆ってくれる。
かつ、つま先がタイトなので、前すべりしない。
この２つの条件が揃った時、本来なら脱げるはずのかかとが、引っかかってきてくれるのです。
単に甲深なだけでは前すべりしてしまう
誤解のないように言っておきますが、履き口が深ければ脱げないわけではありません。
昨年から出始めた、一般的な甲深パンプスが、分かりやすい例。
見た目はホールドしてくれそうですが、靴の横幅が広ければ、前すべりして、かかとが脱げます。
でも、ショショットの「Ｓｙｂｉｌ」は、甲深のデザインで、かつ、横幅が狭い。
甲が深いだけでなく、土踏まずの左右あたりの、両側面を、広く革が覆ってくれます。
広告
だから、かかとが脱げない。
厳密には、かかとが脱げる時に必要な、足の両側面の空間を、与えない作りなのです。
一般的な甲深パンプスは、横幅が広いので、たとえ両側面を革が覆ってくれても、前すべりした分、すき間ができてしまいます。
たとえ、１ミリの前すべりでも、足全体の分のすき間は、体積でいうとかなりの分量になります。
だから、甲深なだけでは、かかとが脱げるのを防げないのです。
「Ｓｙｂｉｌ」は、甲が深くて、かつ、横幅が狭い。
この２つの条件が揃った時の威力は、すごいです。
サイズ（足長）が１つ上下しても、許容してしまうほどなのです。
注意点
ただし、サイズ（足長）を１つ上げた「Ｓｙｂｉｌ」は、硬い革（キッド）です。
広告
スエードではないです。
スエードだったら、革がやわらかいので、なじんで、脱げやすくなるかもしれません。
硬い革（キッド）だから、「ゆるいのにかかとが脱げない」が、奇跡的に実現しているのかも。
次は、エナメルで試してみたいと思っています。
サイズに関しては許容範囲が広い
実際、スエードのほうの「Ｓｙｂｉｌ」は、ぴったり（小さめ）を注文したので、こちらはこちらで歩けます。
もしかしたら、ぴったり（小さめ）で、硬い革なら、どこかしら痛くなるかもしれません。
ただ、サイズ（足長）が大きい硬い革（キッド）のほうは、脱げずに、靴擦れせずに、歩けました。
「Ｓｙｂｉｌ」は、サイズ（足長）に関しては、許容範囲が広い。
そう感じました。
推測ですが、ベースになっている「Ｈｏｌｌｙ」の方は、甲のカッティングが浅いので、こうはいかないでしょう。
きっと、「Ｈｏｌｌｙ」は、サイズ（足長）が大きいと、かかとが引っかかってきてくれず、脱げると思います。
側面を革で大きく覆ってくれること。
かつ、横幅が狭いこと。
この２つの条件が揃うなら、サイズ（足長）は、思ったよりも許容してくれるのかもしれません。
今まで、同型で２サイズ両方とも履けるというパンプスは、ありませんでしたから…。
ショショットの「Ｓｙｂｉｌ」だけ。
何とも、許容範囲の広いパンプスです。