こんにちは、makinaです。
ファストファッションの撤退が相次いだ、2019年。
既存のファストファッションブランドも、かつての勢いを失っているように見えます。
それもそのはず。
ハイブランドが作り出すトレンド自体が、停滞しているのです。
トレンドが作られないのに、ファストファッションが勢いづくわけがありません。
だから、今、ファストファッションが低迷しているからといって、「もう終わり」ということではありません。
次にファストファッションが勢いづくタイミングは、2022年と2023年。
ハイブランドが、次の大きなトレンドを広めた後です。
広告
ハイブランドのトレンド周期は5年
流行を作るのは、ハイブランドです。
その流行を、ファストファッションが追いかけます。
だから、ハイブランドが次の流行を作らないことには、ファストファッションブランドの売り上げは立たないのです。
ハイブランドが作り出す流行の周期は、ここ最近はおよそ5年。
どうして5年に延びたかというと、消費者がついていけなくなったからです。
家計の中から、服飾にかける費用は、減り続けています。
だから、ハイブランドも、すぐに次の流行を作らずに、しばらく待つようになったのです。
そうしないと、服をデザインして作るコストばかりかかって、その割に売り上げが上がらないということになってしまうからです。
次にファストファッションが勢いづくタイミングは2022年と2023年
直近の5年周期の始まりは、2016年でした。
2020年の今は、その5年周期の、最後の年です。
ロングカーディガンや、ゆるシルエットの服が大流行して、ほとんどの人に行き渡った。
逆に言うと、ほとんどの人に行き渡るまで、ハイブランドは次の流行を作らずに待ったのです。
だから、2019年は、ファストファッションが低迷した。
今年からは、次の大きな流行が、だんだん育ち始めます。
そのピークは、2023年です。
そこへ向けて、新鮮で魅力的なトレンド服がどんどん出てきます。
多くの人が、「そろそろ次のトレンド服が欲しい」と思っているタイミングなのです。
だから、早い人は2021年から、そして、最先端ではない人でも、2022年から2023年にかけて、ハイブランドが作ったトレンド服を手頃な価格で買えるファストファッションに足を運ぶことになります。
ファストファッションも、その時に備えて、エコやサステナブルを意識した取り組みを、すでに始めているのです。
ファストファッションは終わりではない
今は、ファストファッションブランドにほとんど足を運んでいない人も多いのではないでしょうか。
あまり混雑していませんし、以前ほどの熱気はありません。
それは、トレンド周期のせいだったのです。
ハイブランドが、次の流行を作らずに、待っているタイミングだからなのです。
今、ファストファッションが低迷しているからといって、「ファストファッションはもう終わり」ということにはなりません。
2022年から2023年にかけて、次のトレンドが大きく育ち、ファストファッションに足を運ぶ人が、再び増えるはずです。
そもそも、「ファストファッションではなくてハイブランドで買う」という人は、少ないのです。
ハイブランドでは買わず、ファストファッションで買う人のほうが増えて当然なのです。
これからも、ファストファッションの動向に、注目していきたいと思います。