こんにちは、makinaです。
人生100年時代に向けて、センス磨きに勤しんでいる私。
早速、その効果が表れました。
どんな効果かというと…。
ネットで話題になっていることについて、コメントしないという判断をしたということ。
それから、不安や疑心暗鬼を最低限に抑えることができていることです。
たったこれだけで、驚くほどの心の安定を感じます。
センスを「磨く」のはおかしい?
岡本太郎氏は、「感性をみがくという言葉はおかしいと思うんだ。」と言っています。
磨かなくても、誰にでも備わっている。
感性とは、その人自身だ、と。
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感性を「センス」と言い換えると、「センスを『磨く』というのはおかしい」ということになります。
私もそれに倣おうとしたのですが…。
センスに意識を向けて生活する態度を、「センスを磨く」以外の言葉で言い表すことができないので、私は「センスを磨く」という言葉を使うようにしています。
「センス=私自身」と言うと、センスについて説明しにくいのです。
センス磨きの効果
クリスチャン・マスビアウ氏の著書『センスメイキング』。
これによれば、センスを磨くと精神的に器用になるそうです。
どこに注目すべきかがわかるようになってくる。
不安や恐怖を乗り越えることもできる。
このことが、身をもってわかるようになりました。
あ、これが、センスを磨くことの効果なんだ。
自分ではっきりわかるのです。
知り過ぎないことができるようになる
もう1つ、「これもセンス磨きの効果かな」と思うことがあります。
それは、情報を摂取することを切り上げることができるようになったことです。
摂取する情報量が一定以上になると、そこから先は、情報量が少ないほうが、適切な判断ができるのです。
もう、このくらいでいいか。
そうやって切り上げるタイミングというのは、勘であって、一種のセンスです。
「あまり知り過ぎない」ということを、以前から無意識にしていたとは思いますが、それを意識してできるようになりました。
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センスの磨き方
センス磨きと言っても、何をしているのかと言うと…。
先入観を捨てて、相対的に考える。
これに尽きます。
「その常識って、つい最近だけの話じゃない?」とか、「他にもこんな人と比べたら、まだマシだよね」とか。
特に、相対的に考えるというのは、やろうと思えばいくらでもできます。
「こんな状況と比べたらまだいいほう」とか、「もしああなっていたら、そんな悠長なこと言っていられないよね」とか。
「こういう情報が出て来てもおかしくないのに、まだ出て来ていないっていうことは、それほど深刻じゃないよね」とか。
起こっていないものと比べる。
無いものと比べる。
相対的に考えることの威力は、すごいです。
一番の手段は読書
手段としては、読書が一番多いです。
世界史、美術史、宗教史などは、価値観がぐるっと回転する音が頭の中で聞こえるようです。
現状をいくらでも相対化できるようになるので、おすすめです。
消極方向の心の安定
日常生活の中での、取るに足らないこと。
その中に、センスの発露はあります。
何かが起こらないとか、気にならなくなるとか、やめられるとか、そういう消極方向の心の安定というものがあるのです。
センスというのは、決して華やかなものではありません。
地味で、身もふたもないものです。
それが、人生100年時代を生きるうえで、役に立つ。
センスをいくら磨いても、損はないのです。