こんにちは、makinaです。
買い物中に、思わず口にしてしまう言葉。
それが、「高い…。」です。
この言葉、一説には、「高いと言うお客のうち、本当にお金がないのは10人に1人以下」とも言われています。
では、お客さんが「高いと言う」のは、どういう状態なのでしょうか?
それは、「お金がないわけではないが、買う理由もまだない」状態です。
あなたも、ご経験があるのではないでしょうか。
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グッチの場合
特に、グッチのお店では、アイテムにもよりますが、「高い」と言うお客さんが多いそう。
店員さんも、「今のデザイナーになってから、価格帯を上げているんですよね」と、「高い」ことを認めています。
それでも、「買う」お客さんは、どうして買うのか?
「高い」と言ったのに買ったお客さんは、「やっぱり、コレじゃなきゃ、ダメなんですよねー」と言うそうです。
デザイン性が高く、感性に訴えかける。
そこが、「コレじゃなきゃダメ」の理由のようです。
若い女性も、お金を貯めて、買いに来る。
情報が早いので、お金を貯めてから買っても、間に合うのです。
着ると、気分がいつもと全然違う。
気分が、上がる。
だから、買いに来る。
ファッションが、嗜好品や、趣味の部類に入った感があります。
さらに、トレンドの最先端なので、2~3年後に流行した時に、そこからまた着られる。
「長く着られる」というと、定番商品の代名詞のようですが、トレンド物でも、そのトレンドが長く続けば、長く着られる。
というわけです。
買う理由はどんどんパーソナルになる
グッチは、デザイン性というわかりやすい「買う理由」がありますが…。
必ずしも、そうでない場合もあります。
「この服、素敵だけど、高いのよねー。」
そう言うお客さんは、まだ買う理由がない状態。
それが、買う理由が見つかったら、「やっぱりコレじゃなきゃダメ」になる。
「高いと言ったのに買う」のには、こういう流れがあるのです。
「高いのよねー。」と言って、買わなかったお客さんは、買う理由が見つからなかっただけ。
どんどん嗜好品になっていくファッションアイテムですから、買う理由もパーソナルになっていきます。
他の人にはわからないし、店員さんにもわからないこともあるでしょう。
本当にお金がなくて買わなかった人は、10人に1人以下。
ほとんどいないということです。
買う理由が見つからなければただ「高い」だけ
だから、「高いと言ったら、お金がないと思われるかも」と思う必要はありません。
店員さんも、「まだ、買う理由がそれほどないのだな」と、経験でわかっています。
何か、刺さる一言で、背中を押してくれるかもしれません。
そんな会話も、コミュニケーションの1つです。
私自身は、こんなこともありました。
コートを迷っていた時、「高いですよね」と言ったところ…。
店員さんから、こんな一言が。
「アウターは、上質なものを持っておくと、レストランで預ける時にも安心ですよ」。
この一言で、購入を決めました。
確かに、他人の目に触れる時に、ブランド名で気後れするのは、あまり想像したくないからです。
逆に、買う理由が見つからなければ、やっぱりただ「高い」だけ。
買わなくていいのです。
買い物中に、「高い」と思った時。
お金がないのではなくて、買う理由がないだけ。
そこを意識すると、納得のいく判断ができるはずです。