こんにちは、makinaです。
最近、テレビによく東大生が出ていますよね。
そういえば…と、思い出しました。
学生の頃、東大に行っている人に聞いたことがあります。
「東大の良いところって、どこ?」
すると、意外な答えが返ってきました。
「同じ実験を2回できるところ。」
理系だと、授業の実験には、お金がかかる。
他の大学だと、1回しかできない実験でも、東大だと、研究費用が多いので、2回やらせてもらえるらしいのです。
考えてもみなかった答えでした。
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お金がかかる実験も2回やらせてもらえる
ちょうど、就活の時期で、東大の人はいいよなー、と思っていた頃。
「ちょっと聞いてみたかったんだけど、東大に通ってて、良いところって、どういうところ?」
「え?
東大の良いところ?」
「うん、『東大で良かったー』って思うところ。」
「うーん…。そんなこと、聞かれたことないからなー。
そうだなぁ…。なんだろう…。
あ、そうだ。
同じ実験を、2回できるところかな。」
「実験!?」
「うん。理系だと、実験って、お金がかかるんだよ。
1回しかできないのも普通で、仮説を立てて、その通りにいくかどうか、一発勝負、みたいな。
仮説の通りにいかなくても、1回でおしまい。
それだと、レポート書きにくいでしょ。
だけど、ウチなら、条件を変えて、2回目の実験もやらせてもらえる。
そういう時は、『東大で良かったー』って思うね。」
そうなんだー。
まず、理系の授業の実験が、1回とか2回とか、そういう回数だということに驚き。
その東大の人も、他の大学の友達に聞いて初めて、実験を1回しかできないところもあることを知り、驚いたそうです。
同じ実験を、2回できるところ。
東大の良さって、教授のレベルが高いとか、人脈もできるとか、そういうことなのかと思っていましたが…。
まさか、お金だったとは…。
研究費用も多く、資金が潤沢だから、満足のいく研究ができる。
しかも、「もう1回実験ができるから東大で良かった」なんて、勉強が好きなんだねぇ。
20年近く経った今でも、印象に残っています。
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イヤなところはいじられるところ
「じゃあ、東大でイヤなところは?」
「それはやっぱり、バイト先で『東大くん』って呼ばれることかな。
名前で呼ばれない。」
それは…イヤでしょうね。
いじられるのが、イヤみたいです。
イメージより中はもっとすごい
でも、東大だからって、就活は楽勝というわけではなくて、大変は大変だったようです。
相性がありますもんね。
就活は。
でも、面接では、「同じ実験を2回できるのが、東大の良いところです!
恵まれた環境で、日々感謝しています!」と、自己アピールにつなげたそうです。
同じ国立大学なら授業料は一緒でも、かけられる研究費用が違う。
だから、レベルも上がるし、出来る人が集まってくる。
そういう循環があるのかもしれません。
外からのイメージより、中はある意味もっとすごいということ。
すごくリアルな話が聞けました。
「ありのままでいい」を子どもにも分かる言い方にするとこうなる