こんにちは、makinaです。
誰でも、褒められるとうれしいもの。
でも、響くポイントは、年代によって違うようです。
以前、５０代の方への褒め言葉は、「センスがいい」が一番喜ばれることを書きました。
もっと上の世代の方は、どうなんだろう。
経験上、ずば抜けて反応が良かった褒め言葉があります。
６０代・７０代に喜ばれる褒め言葉は、「意識が高いですね」です。
「意識が高いですね」は年配の方に響く
「意識が高い」という言葉。
２０代や３０代の人たちには、あまり響かないかもしれません。
「意識高い系」と揶揄されるイメージがあり、印象が良くないからです。
でも、６０代や７０代の方には、思いのほか響くようなのです。
この年代の方は、経験を重ね、自負やポリシーを持っています。
「私はこういう時にはこうすることに決めている」。
そんなこだわりが語られる瞬間があります。
その時に、「意識が高いですね」と言うと、謙遜や否定をされないのです。
「そうでしょう？意識が高いでしょう？」と、繰り返す方までいらっしゃいます。
少なくとも、失礼には当たっていないし、好ましく受け取ってもらえている。
そう思える場面が、実際にあるのです。
「高い」という言葉に良いイメージを持っている
今の６０代や７０代の方たちは、若い頃にギリギリ高度成長期を経験しています。
「高い」という言葉には、良いイメージがあるはずです。
一方で、私の親がそうなのですが、まだまだ学歴の理想を断念した人も多い年代でしょう。
学歴を直接褒められることはないけれど、「意識が」高いと言われれば、悪い気はしない。
もちろん、「意識高い系」という揶揄のイメージも持っていません。
実際に「意識が高いですね」と言った時の反応を見ると、かなり喜んでくれていることが伝わってくるのです。
これが、５０代となると、必ずしも「高い」ことを重要視する世代ではなくなります。
基準となる軸が多様化し、何事も「高ければ良い」という価値観ではなくなってくる。
そして、明確な正解のない「センス」が重要になる。
だから、５０代の人に一番喜ばれる褒め言葉は、「センスがいい」なのです。
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「えらいですね」の代わりに
そもそも、年配の方を褒めるのは、すごく難しい。
何て言って褒めたら、失礼にあたらず、受け取ってもらえるのか？
「お若いですね。」
「お元気ですね。」
「すごいですね。」
どれも、言われ慣れています。
それに、あまり言い過ぎると、真実味が薄れたり、上から目線に聞こえたりしてしまう。
たった一言、「意識が高いですね」と言えば、どんな話題でも尊敬の気持ちや好意を伝えることができます。
功績のこと、健康のこと、趣味のこと。
「えらいですね」とは、言えませんから…。
「意識が高くていらっしゃいますね」と言ってみると、思った以上に喜んでもらえるはずです。
