こんにちは、makinaです。
以前、テレビ番組で目にした場面。
「自分が猫を嫌いな理由がわからない」と言う有名人に、専門家が答えていました。
「お母様が猫を嫌いだからじゃないでしょうか」。
母親が嫌いな物を、子どもも嫌いになることが、往々にしてあるようなのです。
そう言われてみれば…。
わが子にも、当てはまることがありました。
母親が嫌いなものを、それだけで嫌いになる
本人には、猫を嫌いになるようなイヤな経験はない。
でも、そのお母さんには、猫を嫌いになる出来事があったのでしょう。
その場合、子どもは、自分も猫を嫌いになることで、危険を避けようとします。
ところが、本人は、猫を嫌いな理由がわからずじまいになるのです。
だったら、母親が、あまり子どもの前で「あれも嫌い」「これも嫌い」と言わないほうがいいのかもしれない。
それ以来、私も気をつけるようになりました。
キライだった雨を好きになった
雨は、濡れるから大キライだったわが子。
「母親が嫌いなものを、『ママが嫌っているから』という理由だけで嫌いになる」という話を思い出した私は…。
逆を試してみることにしました。
「ママは、雨、だーい好きだよ!
だって、雨が降ると、お花さんが元気になるんだよ。
お野菜も、田んぼの稲も、グングンって大きくなるんだよ。
だから、ママ、雨だーい好き!」
すると…。
「お花さんが、元気になる…?
お野菜も、大きくなる…?
そっかー!」
それ以来、雨が降ると…。
「やったー!雨だ!
お花さんが、元気になるね!
雨、だーい好き!」
と言うようになったのです。
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ママが好きなものは全部好きとまではいかないですが…。
子どもが「キライ」と言い出したものに対して、「ママは、それ、好きだよ」という言葉は、こちらが思っている以上に大きな影響を与えるようです。
理由を教えてあげるだけでいい
子どものキライなものを、増やしたくない。
だから、あまり子どもの前で「ママはこれ嫌い」と言わないほうがいい。
でも…。
だからと言って、ママが本当に嫌いなものを、無理に「好き」と言う必要はないと思うのです。
ガマンは、いつか限界がきます。
じゃあ、どうすればいいのか。
ママが嫌いなものを、子どもが「キライ」と言い出したら、理由を教えてあげるだけでいいのではないでしょうか。
「ママがそれを嫌いだから、キライだと思っているだけかもしれないよ」と。
「本当は好きなのかもしれないし、いつか、好きになるかもしれないからね」と。
訳もわからずキライでい続けるよりも、少しマシかもしれません。