こんにちは、makinaです。
今年流行中の、ブラウン。
雑誌では、ブラウンと黒の組み合わせまで登場しています。
茶色と黒というのは、合わせにくい配色。
コツは、3つあります。
1つは、茶色を、明るいブラウンにすること。
2つめは、末端(外側)のアイテムほど、ブラウンにすること。
3つめは、迷ったらアニマル柄を足すことです。
(1)明るいブラウンにする
試しに、黒と、こげ茶を合わせてみると…。
どちらの色も、綺麗に見えなくなってしまいます。
黒の方は、「明るい黒にする」というわけにはいかない…。
だから、茶色の方を、明るいブラウンにするのです。
キャメルくらい明るい茶系の色は、黒と合わせることが、今までにもありました。
でも今年は、キャメルよりも濃い、明るめのブラウンを、黒と合わせても大丈夫です。
(2)末端(外側)のアイテムほどブラウンにする
今年、ブラウンを黒と合わせるなら。
上に羽織るものや、バッグ、ブーツなど、外側や末端のアイテムほど、ブラウンにしたいところです。
例えば…。
黒のワンピースに、明るいブラウンのボアコート、バッグとブーツもブラウン。
または、黒のタートルやリブニットに、明るいブラウンのワイドパンツ。靴が黒なら、バッグは茶系に。
などです。
もう3年以上も流行しているワントーンコーデも、ここ最近は、外側や末端が薄い色というコーディネートが増えています。
白のスニーカーや、白バッグが流行したのも、その一環です。
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ブラウンと黒の組み合わせでも、同じように、靴やバッグなど、末端のアイテムが「黒じゃない」というところが、今年らしさを出すのに有効なのです。
全部はムリでも、アウターかバッグか靴か、せめて1つはブラウンにできないか、意識したいところです。
(3)迷ったらアニマル柄を足す
ブラウンと、黒の組み合わせ。
ブラウンが十分明るければ、これだけでもOKなのですが…。
何か足すなら、パイソンやヒョウ柄などのアニマル柄が、今年は使えます。
黒ベースでも、茶色ベースでも、アニマル柄なら、元々黒と茶色の両方が使われていることが多いからです。
もちろん、自ずと白も入りますから、軽さも出ます。
パイソンもヒョウ柄もなければ、去年のグレーのチェックアイテム。
トレンド感は多少落ちますが、黒とブラウンの中に入っても、違和感がありません。
ハイブランドは提案していない
この、明るいブラウンと黒の組み合わせ。
不思議なことに、ハイブランドは提案していません。
それなのに、ミラノの街中や、ファッショニスタのスナップには、今年は頻繁に登場するようになりました。
※追記→ハーパーズバザー(1月2月合併号)では、2020年春夏の「コレクション特集」には1つもないのに、コレクション周辺の「スナップ特集」では、黒とブラウンとの組み合わせが3人も登場。
さらにそのうちの1人は、スナップ特集の巻頭ページのファーストルックに採用されています。
つまり、ハイブランド側はコレクションに「黒とブラウン」をあまり出していないのに、街の人が黒とブラウンを組み合わせていて、それを雑誌の編集者の方が「この人おしゃれ!」と1カット目に持ってきている、ということなのです。
日本でも、きれいめカジュアルの雑誌には載っていますし、何より、街を歩いている人が、この組み合わせをしているのです。
先日は、黒のリブニットに、明るいブラウンのフレアスカートと、同じく明るいブラウンのイブサンローランのレザーバッグを合わせている人がいました。
ハイブランドが提案しているというよりは、街行く人が、明るいブラウンを手にした時に、ごく自然に「黒と合わせたい」という気持ちになっているのではないか。
そんな印象を受けます。
しばらくしたら収束しそう
黒と茶色の組み合わせが、「定番」と言われるまで普遍的なものになるとは思えません。
今までにも、「黒と茶の組み合わせはアリ」という空気が、生まれては消えていっています。
また、今年少し出てきていて、しばらくしたら収束するでしょう。
ただ、今年はいろいろな明るさのブラウンアイテムが出てきているので、黒と合わせることも可能なのです。
まずは、明るいブラウンを選ぶ。
そして、アウターやバッグや靴など、末端(外側)に行くほどブラウンにする。
迷ったら、アニマル柄を足す。
意外なほど街で見かけることが多い組み合わせなので、ぜひ注目してみてください。