ビッグシルエットはなぜ流行したのか

こんにちは、makinaです。

ここ数年間で、一番の大きなトレンドと言えば…。

ゆるトップスにワイドパンツなどの、ビッグシルエットです。

アウターは肩落ちが当たり前。

「前だけイン」をしてまで、身ごろにゆとりのあるものを着る。

そんな着こなしが、大流行しました。

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なぜ、ここまで、ビッグシルエットが受け入れられたのでしょうか。

その理由は、以下の3つの条件が揃ったからだと考えられます。

1つめは、最初に、人々に違和感を与えること。

2つめは、都合がいいこと。

3つめは、ギャップを演出できることです。

最初に違和感を与えること

大きな流行になる物事は、たいてい、最初に人々に違和感を与えます。

最初に賛否両論がないと、話題にも上らないからです。

ビッグシルエットも、最初に出てきた時は、ヘンでした。

これで、合ってるの?という感じです。

「最初の違和感」という条件を、クリアしたのです。

そして、この違和感を、次の条件が、払拭していきます。

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都合がいいこと

ビッグシルエットは、都合が良かった。

着ていて、ラクなのです。

窮屈さもない。

夏は、涼しい。

冬は、中に着込める。

これは、あまり説明する必要がないでしょう。

ここで、1つの疑問が浮上しました。

「ビッグシルエットって、体が大きく太って見えない?」と。

この疑問を、3つめの条件が、払拭します。

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ギャップを演出できること

ビッグシルエットの服を着た時に、人々が感じたこと。

それは、「大きく見える」ことではありませんでした。

逆に、「華奢に見える」こと。

つまり、ギャップです。

人というのは、外側だけを見るわけではないようです。

大きな服と、中の体との、ギャップ。

そちらの方に、魅力を感じたのです。

本当は、顔と性格とのギャップの方が、もっと魅力的なのですが…。

性格となると、ギャップの魅力にたどり着くまで、プライベートな交流や、そのための時間が必要。

でも、大きな服と、中の体とのギャップなら、知らない人同士でも、パッと見ただけでも、感じられる。

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このギャップの魅力が、強力だった。

だから、ビッグシルエットが、こんなに大きな流行になったのではないでしょうか。

ここまで流行ると思わなかった

最初に違和感があり、着てみると都合が良くて、マイナス要素も魅力に変わる。

これなら、流行らないわけがありません。

でも、これも、実際に流行った後だから言えること。

最初の頃は、ここまで流行るとは思いませんでした。

私たちができるのは、ハイブランドが提案するものを、受け取ることだけ。

あとは、どれを受け取るか。

どんな意味を見出すか。

その中で、人の根本的なところに適うものが、大きな流行になるのではないか。

そんな気がしてなりません。



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