こんにちは、makinaです。
このブログで一番閲覧されているのは、ロエベのハンモックの記事。
2番目に食い込んでいるのは、なんと、ルイヴィトンのカプシーヌの記事です。
数本しかないにもかかわらず、エルメス関連の記事よりも上位に入っています。
以前お伝えしたのは、「ロエベのハンモックのプロモーションは成功したのに、ルイヴィトンのカプシーヌのプロモーションは成功していない」ということ。
同じようにセレブや有名人に持ってもらう方針を採ったものの、街行く人たちに広まったのはハンモックのほうでした。
ところが、ここへ来て、カプシーヌのほうもプロモーション戦略に方針転換があるようなのです。
各国王室の女性や、政治家たちにまずはカプシーヌを使ってもらうという戦略から、より大衆的なテレビドラマの登場人物に持ってもらうという方針に舵が切られています。
ドラマの登場人物にバッグを持たせるのは、ロエベが頻繁に行っていたプロモーションです。
ハンモックも、ここから実際に街の人たちに受け入れられるところにまで行きました。
ルイヴィトンは、ロエベと同じLVMH傘下のブランドですが、あくまで上流階級への訴求が最優先で、カプシーヌもドラマには登場していませんでした。
ところが今回、松嶋菜々子さんが先輩役(かつての上司役)で出演するドラマに、白のカプシーヌが登場しました。
カプシーヌは、ルイヴィトンのバッグの中でも価格帯が高く、まさに役どころにぴったりのバッグです。
好感度抜群の女優さんがドラマで持つことで、カプシーヌのプロモーションがかつてのロエベのハンモックと同じフェーズに入ってきたことが伺えます。
まずは、各国王室の女性や、政治家たちに使ってもらう。
「上流階級の人たちに慣れ親しんでもらうのが先」というのは、ルイヴィトンとロエベの親会社LVMHの、顧客の裾野を広げるための戦略です。
そもそも2013年にカプシーヌが誕生した経緯からして、「ルイヴィトンのブランドとしての格を上げる」という使命を背負ったバッグだったのですから。
ここから先、カプシーヌはさらに裾野を広げて、街にリアルに広がっていくことを念頭に置くはずです。
決して成功しているとは言えなかった、今までのカプシーヌのプロモーション戦略。
これからは、さらに大衆に訴えかける動きが強まりそうです。
私たちとしては、テレビや身近な場面でカプシーヌを目にすることが増えるでしょう。
カプシーヌのプロモーションは、まだまだ長い道のりの途中のようです。