こんにちは、makinaです。
ふだん、運動らしい運動をしていないわが子。
あまり、外で遊びたがりません。
体力面は、正直、未知でした。
家族で旅行に行った先で、1368段の石段を、登ってみようということになり…。
2歳で初めて登った時には、600段だったのですが…。
4歳で再訪した時には、全て自力で登り切り、さらに自力で下まで降りました。
運動不足なのに、どうしてここまで登れたのか。
おそらく、周りの観光客の方たちに、「小さいのにえらいわねぇ」とひっきりなしに言われたからだと思われます。
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こんぴらさんの石段を黙々と登るわが子
香川県の神社、「こんぴらさん」。
石段を上まで登ることでご利益があると言われています。
初めて行ったのは、子どもが2歳の時でした。
ふもとの食べ歩きスポットを、楽しそうに歩くわが子。
そのまま、ナチュラルに1368段の石段に突入です。
子どもには高い段差なので、ひざを思いっきり上げて登ります。
そのよちよち登りに、年配の方から「あら、かわいいわね。」の声が。
女子高生たちからも、「えー、めっちゃかわいくない!?」の声。
わが子は、全くリアクションせず、石段に夢中。
10数段ごとに、平面があり…。
また、10数段…。
黙々と、登り続けます。
いつまで登るのかな…?
きっと、途中で引き返すだろうから、親の私もゆるーく散歩する気持ちで来たのに…。
まだ黙々と、登り続けています。
早いもので、300段くらい登ると、もうガチの登山の様相を呈してきます。
大人の私が、「あとどのくらいあるのー?」と思うタイミングは、もちろん半分まで行っていません。
こういうのって、そういうものだよねー。
しゃべると疲れるので、無言です。
「小さいのにえらいわね」とたくさん言われたからがんばれた
周りの観光客の人たちも、しんどいのは同じ。
しんどいところに、小さい子どもが登ってくるので、「あら、すごいわねー。」と、声をかけてくれます。
人気のスポットなので、登る人が多い。
たくさんの人たちが、瞬間的に声をかけて行きます。
上の方に行けば行くほど、ひっきりなしに声がかかるのです。
「小さいのに、えらいわねー。
おばちゃんも、がんばらなきゃ!」といった具合です。
わが子は、無言ですが、これが励みになったのではないでしょうか。
2歳の時は、600段で抱っこを要求しました。
パパとママが交代で抱っこし、785段のこんぴらさん本宮で引き返しました。
4歳の時は、飲み物を飲みつつ、座って休みつつ…。
1368段、自力で登り切りました。
かわいがられる立ち位置に立つ
2歳で600段登った時には、石段自体に夢中になったという面が大きかったかもしれません。
でも、4歳の時は…。
普段運動不足なのに、途中でやめなかったのは、道中常に「すごいわねー。」と言われ続けたからではないか。
今となっては、そう思います。
褒められたり、かわいいと思われる立ち位置に立つことで、がんばれることがあるのかもしれません。
例えば、そんなに若くなくても、「一番年下」というだけでかわいがられることってありますよね。
理系の女子がモテたり、男性看護師がモテたりするのも、これと似ています。
子どものやる気を引き出すのも、かわいがられる立ち位置に立たせることが有効なのかもしれません。
数字も覚えて帰ってきた
もしかしたら、単に負けず嫌いということかもしれませんし…。
思いっきりひざを上げて登るのが、楽しかったのかもしれません。
自力で降りた後も、筋肉痛はない様子でした。
親は、腰回りが筋肉痛になりました。
夫が、「また登ろうね。」と言い出し…。
子どもは、「うん!」。
マジー…?
大人になったら、「えらいねぇー。」とは言われなくなるんだよ…。
でもまぁ、だからこそ、やる気があるうちに、また登りに行った方がいいということ。
家に着いて、おじいちゃんに、「1368段登ったよ!」
ついでに数字も覚えて帰ってきたようです。