こんにちは、makinaです。
旅行先の、ホテルや旅館。
できるだけ、快適に過ごしたい。
ホテル評論家の瀧澤信秋氏によると、高級ホテルの条件は、「客室を一歩も出ずに、すべて事足りること」だそうです。
私もどちらかというと、客室にずっといたい派。
(夫は、到着するなりすぐに施設全体を見て回りますが…。)
だから、客室が、重要なのです。
そこで、私が好きなホテルや旅館の客室の条件を挙げてみました。
・洗面台が2つある
・湯沸かしポットのコンセントが元から挿さっている
・クローゼットのハンガーが奥の壁にぶつからない
・子ども用スリッパがある
・加湿器の水がセットされている
こんな客室だったら、喜びます!
洗面台が2つある
けっこう、洗面台が重要かもしれません。
最低限、洗面台にティッシュが必要です。
もちろん、洗面台にティッシュがないホテルに泊まることもあります。
「ここは、ないかー。」と理解し、そのくらいの感じで過ごせばいいんだな、と思っておきます。
たまーに、洗面台が2つある客室があります。
いわゆる「ツーボウル」です。
洗面台が1つだけだと、朝の支度で順番待ちをしなければなりません。
(たいてい、夫を待たせることになるのですが…。)
2つあると、同時に身支度ができて、スムーズです。
湯沸かしポットのコンセントが元から挿さっている
宿泊の時には、家からインスタントのカフェインレスコーヒーを持参します。
ネスプレッソのデカフェが客室に置いてあるホテルなら、家から持っていく必要はないのですが…。
1泊で4~5杯は飲むので、毎回持って行きます。
だから、湯沸かしポットはしょっちゅう使います。
お湯を沸かすためには、工程がいくつもあります。
フタを開けて、水を入れて、フタを閉めて、ボタンを押して、沸くまで待つ(←これが長い)。
すぐにでも、熱いお湯が欲しいのに。
だから、コンセントが最初から挿さってくれていると、非常にありがたいのです。
こういうホテルは、今までに数回しかありません。
とっても貴重です。
クローゼットのハンガーが奥の壁にぶつからない
コートやジャケットなどを、クローゼットのハンガーに掛ける。
その時に毎回気になるのが、ハンガーが奥の壁にぶつかる音です。
重厚で立派なハンガーが使われている高級ホテルでも、ハンガーが奥の壁にぶつかるホテルが多いのです。
ゴンっ!
ゴンっ!
ゴン!ゴン!ゴン、ゴン、ゴン…ゴン…ゴ…ゴ…ゴ…ゴ…。
ハンガーが立派であればあるほど、壁にぶつかった時の音と衝撃がかなり大きい。
そして、ゆらゆら揺れているので、いつまでもぶつかり続けます。
ハンガーを押さえても押さえても…。
最後には「もういいや」と諦めますが、隣の客室に響くだろうし、気兼ねしてしまうのです。
だから、クローゼットのハンガーが揺れても奥の壁にぶつからないホテルは、小躍りするくらいうれしくなります。
そして、何とも贅沢な気分になる。
これは、湯沸かしポットのコンセント以上に、レアです。
子ども用スリッパがある
これは、廊下をスリッパで歩いて良い宿に限りますが…。
子ども用のスリッパが用意されていると、移動が早いです。
子どもは、靴を履くのに時間がかかります。
だからといって、大人用のスリッパでは、大きすぎて歩けません。
子ども用の小さいスリッパがあるだけで、すぐに部屋から出られるのです。
それに何より、「子連れを歓迎してくれる」という方針を感じます。
もちろん、「12歳未満お断り」の宿の居心地の良さも、それはそれは絶品です。
でも、極端な話ポーズだけでも遠慮や気遣いを求められる子連れ家族にとっては、歓迎してくれる方針を感じる宿はオアシスなのです。
加湿器の水がセットされている
夜寝る時に、「あ、そうだ!加湿器!」と思い立ちます。
その時に、すでに水がセットされていると、すぐに加湿できます。
客室に加湿器がない場合は、貸出し用のものをフロントに頼む場合もあります。
でもその場合、フロントから客室まで運んでくれるのを待っている間も、起きていないといけません。
寝る前だし、部屋に入られて、見られるのもちょっと…。
夜にアメニティの交換をしてくれる「ターンダウン」サービスがあるホテルもありますが、その時間よりもさらに遅いからです。
しかも、加湿器をセットしてもらうにも時間がかかるし、さらにそこから自分で水を入れなければならない…。
やはり、元から客室に加湿器があって、水がセットされていると、ありがたいのです。
ホテルって、日当たりが良くて広い部屋ほど、乾燥しているんですよね。
風邪予防のためにも、加湿は必須です。
1つだけでも好きになる
洗面台が2つある。
湯沸かしポットのコンセントが元から挿さっている。
クローゼットのハンガーが奥の壁にぶつからない。
子ども用スリッパがある。
加湿器の水がセットされている。
今までに、このすべてが揃っていたホテルは、1つもありません。
どれが1つは必ず、「惜しい!」ということになります。
でも、たとえ1つだけでも、条件を満たしていると、「おぉ!すごい!ここ好き!」となります。
ありがたさが大きいので、「このくらいはあって当たり前」とは全然ならないのです。
本当に、「これがあると喜びます!」という感じです。
その日の滞在も自ずと、良い思い出になるのです。