こんにちは、makinaです。
最近よく、子どもに聞かれます。
「○○って、どういう意味?」
別の言葉で言い替えて説明すると…。
「それはどういう意味?」
何とか絞り出して別の言葉で説明しても、その説明した言葉の意味もわからないので、堂々巡りなのです。
そして、こう思います。
「これでいいのかなぁ?
よけいわからないことが増えるだけなんじゃ…?」
でも、私なりに考えて、「これでいい」と思うようになりました。
どうしてかというと、わからない言葉をわからない言葉で説明するのは、ちょっと楽しいからです。
英英辞典に似ている
私は、英英辞典が好きです。
英単語を、別の英単語で説明している辞典です。
わからない単語を調べたら、またわからない単語が出てくる。
「だからそれがわかんないから調べてるんだってば!」
と言いながら、ちょっと楽しいのです。
子どもに言葉の意味を質問された時も、これに似てるんじゃないかな、と思います。
子どもが、次々にわからない言葉で説明されて、「それはどういう意味?」「それはどういう意味?」と聞き続け、最後にはついに「そうかー。」と終わるのは、絶対に「わかったから」ではありませんし、たぶん「楽しいから」だと思うのです。
わからなくても楽しい
だから、親のほうも、必ずしも「子どもにわかる」言葉で言い替えなくてもいいのです。
もうこれ以上カンタンな言い方はないよー。
そんな時は、難しい方の言葉で言い替えてもいい。
それは、「いつかその言葉の意味がわかる時が来る」のを待たずして、十分に意味があることなのです。
だって、ちょっと楽しいからです。
まず、とりかえっこをすることが楽しいです。
さらに、親とのコミュニケーションも楽しい。
そして何より、「わからない」ことが、楽しいのです。
「様子って何?」
きのうは、こう聞かれました。
「『様子』って、何?」
「『様子』は、『状態』ってこと。」
「『状態』って、何?」
「『状態』は、そのままでいるってこと。」
「え、『ソリ』?」
「ソリじゃないよー。そ、の、ま、ま!」
「あ、そっかー!」
こないだ、芝生のすべり台で、ソリに乗ったもんね。
楽しかったね!