「産んでくれてありがとう」と言ってくれる子どもに育てる

こんにちは、makinaです。

母の日や、子どもの誕生日。

将来、子どもが結婚する時。

いつか、「産んでくれてありがとう」と言ってもらうのは、親の夢でもあります。

ただ、残念なのは、子ども自身はそのままの状態では「産んでくれてありがとう」と思っていないこと。

待っているだけでは、ついに一生「産んでくれてありがとう」と言ってもらえないかもしれません。

そこで、親のほうから、子どもに言ってしまうのです。

「あなたのお誕生日は、お母さんがあなたを産んだ日だよ。

だから、次にあなたのお誕生日が来たら、『お母さん、産んでくれてありがとう』って言ってね。

そうしたらお母さん、とっても喜ぶからね!」と。

こちらから言わなくても、察してほしいのはやまやまですが…。

「こう言ってくれると喜ぶよ」と前もって伝えておくのは、いいことずくめです。

「『産んでくれてありがとう』って言ってね」と伝えておくと良い理由

まず、親は、子どもから「産んでくれてありがとう」と言ってもらえると、うれしい気持ちになります。

愛情が、深まります。

そして、子どものほうも、親が喜んでいる姿を見て、ほっとするはずです。

自分がしたことで親を喜ばせることができた!(しかもひとこと言うだけで。)と思うでしょう。

さらに、子どもが自分の中に「産んでくれてありがとう」という感情がそれほどなかった場合、先に口に出して言ったことで、感情が後からついてくるということが起こります。

感情が湧いてから言おうとしていたら一生言わないかもしれない言葉も、先に口に出すと、感情を呼び起こすことがあるのです。

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最後に、親から子どもに「『産んでくれてありがとう』って言ってね」と伝えておくと良い、大きな理由があります。

それは、子どもが「産んでくれないほうがよかったのに」と思っている場合に、そのことに早く気づけるかもしれないからです。

学校で先生から「お母さんに『産んでくれてありがとう』と言いましょう」と言われて嫌な思いをする前に。

親に対する負の感情は、できることなら誰だって持ちたくない。

親を好きでいたい。

でも、負の感情があるなら、気づくのは、早いほうが良いのです。

大人になって、自分も高齢になってから気づくのでは、人生を生き直す時間がありません。

よく、「反抗期が遅くにやってくると長引く」と言いますが、これでは子どもも親も大変です。

一方、早くから、「産まなければよかったのに!」という感情をぶつけることができる人は、その後に自分の力で立派に立ち直ります。

自分の人生を生き直す時間が、たっぷりあるのです。

母の日や、誕生日に、「『産んでくれてありがとう』って言ってね。」と親から言われた時。

どう思うか。

「そうか!そう言えばお母さんは喜ぶんだな。」と思うか。

「『産まないでほしかった』と思っているのに、この親は全然わかってない!」と思うか。

早いうちから働きかけることで、その後の人生の指針になるのです。

「察してよ」では通用しない

「こっちからお願いして言ってもらうなんて、それじゃ意味がない。」

「自発的に、心から『お母さん、産んでくれてありがとう』と思ってほしい。」

そういう場合には、この方法は使えません。

でも…。

単に「言ってくれるとうれしい」ということ以上に、得られるものが多いのです。

「そのくらい察してよ」では通用しないのは、夫との関係も同じ…。

子どもに対しても、「こう言ってくれるとうれしいから、よろしくね!」と伝えておくのも、思った以上に大事なことなのです。