ぼんやりとマインドフルネス

こんにちは、makinaです。

最近、マインドフルネスという言葉をよく聞きます。

書店にも関連本が増えましたね。ビジネス雑誌にも特集が組まれるようになりました。

増えるストレスへの対応策として、多くの人に取り入れられているようです。

でも、マインドフルネスは「いま、ここに集中」というスタンスですよね。集中すると、疲れるんじゃないでしょうか。

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最近わたしが思っているのは、ぼんやりするほうが大事じゃないかということです。

忙しく毎日を送っていると、ぼんやりできる時間ってなかなかないし、あったら貴重な時間ですよね。

そして、ぼんやりはリラックスにつながります。

さらに、ひらめきも促してくれるという、一石二鳥のスタンスなんです。

軽作業がぼんやりをつくる

毎日あれこれ考えていると、心配やなやみも増えますよね。どうにもならないことを考えすぎてもストレスがたまります。

そういうときに、ぼんやりできれば、頭の中が整理されるというか、考えすぎを防げます。

わたしがぼんやりできるのは、料理中に、切る作業をしているとき。それからピアノをひいているとき。

どちらも、軽く手を動かす、という軽作業中です。

ぼんやり考えている内容は、過去の思い出が多いですね。あのときこうだったなぁ、どうだったっけなぁ、忘れたなあ、とか。

そんななか、「あれってもしかしたらこういうことだったんじゃないか」とか、気づきというか、ひらめきがあったりします。

発想力も足りないと自負しているわたしですが、ぼんやりはそんなわたしにできる、唯一の発想法です。

これをもっときたえられたら、もっといい人生になるんじゃないか、と、最近思っています。

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いろんなぼんやりがある

ランニングが趣味の人なら、音楽を聴かずに走っているときは、ぼんやりにちょうどいいのではないでしょうか。

手芸とか編み物もいいですね。

お風呂なら、湯船につかっているときよりも、シャワーで洗っているときのほうがぼんやりできます。

もちろん、眠りにつく前はいちばんぼんやりするときだと思いますが、そのあと寝ちゃうと忘れちゃいますよね。

やっぱりなにが軽く体を動かしているときで、頭を使っていないときが最適です。

仕事の合間だと、パソコンが目に入っちゃいますし、食事のあとも、雑誌やスマホを見たりしますよね。座っているときは、なかなか難しいです。

意識的にぼんやりの時間を作るには、テレビやネットを控えなきゃいけないですね。

これが苦痛に近い。

それはそれでリラックスタイムでもありますから、それを削ってまでぼんやりする必要はないかな。

でも、お風呂が面倒だったり、料理が面倒だったりしても、している間はぼんやりのためにも良い時間なんだって思えば、気が向いてくるというのはあると思います。

マインドフルネスでストレスを受け流せるようになれば、とてもいいことですが、いまのわたしには「いま、ここ」に集中するのがしんどいです。

ある程度元気な人向けじゃないでしょうか。

ぼんやりなら、わたしにもできそう。

ひらめきもあればもちろんいいですが、気づきというか、しあわせに気づける時間でもあると思うんです。

いまのわたしがぼんやりにひかれるのは、そういう部分のせいかもしれません。