こんにちは、makinaです。
今、SNSで大人気の、ボッテガ・ヴェネタ。
デザイナーが初めて交代し、バッグや靴、服に至るまで、おしゃれ度が格段に上がっています。
ボッテガ・ヴェネタの店員さんも、うれしい悲鳴のようです。
新生ボッテガ・ヴェネタは靴から火が付いた
新生ボッテガ・ヴェネタが、SNSで火が付いたのは、意外にも靴からでした。
ぷっくりした格子模様の「パデッドサンダル」や「パデッドブロックパンプス」。
やわらかなメッシュ素材でできた「ストレッチパンプス」。
ボッテガ・ヴェネタのシューズが、ファッショニスタの間で人気になったのです。
アパレルもおしゃれに
次に注目されたのは、アパレル(服)です。
ボッテガ・ヴェネタの服は、コンサバの中でも玄人好みという印象でした。
広告
それが、新生ボッテガ・ヴェネタの服は、ほんのちょっとポップさとカジュアルさが加わって、エレガントなリアルクローズに。
素材が超一流なので、ただ者ではないオーラを発するのです。
一目でわかる、「おしゃれ」な服が豊富になりました。
バッグは争奪戦
こうして人気になった、新生ボッテガ・ヴェネタ。
今、争奪戦になっているのは、バッグです。
これまでのボッテガ・ヴェネタの象徴といえば、網目模様のイントレチャート。
その網目模様が巨大化した、「カセットバッグ」や「パデットカセット」が大人気なのです。
ボッテガ・ヴェネタと同系列のハイブランドの店員さんがおっしゃるには…。
伝統的なイントレチャートは、徐々に生産縮小の傾向にあるとのこと。
巨大なイントレチャートの「カセットバッグ」や「パデットカセット」が大人気ですが、従来のイントレチャートはこれから数が少なくなるかもしれません。
広告
それから、バッグで人気なのが、「ザ・ポーチ」。
くしゅっとしたがま口の、クラッチバッグです。
レザーなのにふわふわしたこのバッグを、雑誌の中でいろいろな人が抱きしめているのを見かけます。
普段使いには、極小サイズでストラップ付きの「ザ・ポーチ20」がイチ押しです。
私自身は、トートバッグ「ザ・アルコ」を愛用中。
ありそうでなかった「底が浅い」トートバッグは、中の荷物を取り出しやすくて、最高です。
これも、今のデザイナーの手腕が光るデザインです。
品質は最高レベル
ボッテガ・ヴェネタのレザーアイテムは、品質がエルメスと並んで最高レベルです。
というのも、白のレザーのアイテムを見ると、それがわかるのです。
白のレザーのアイテムは、たいていのハイブランドではふちが黒になっています。
グッチも、ロエベも、白バッグのふちは黒です。
エルメスとボッテガ・ヴェネタの白レザーアイテムだけが、ふちがベージュ(グレージュ)なのです。
レザーのふちは、「コバ」と呼ばれ、この部分を薄い色に仕上げることは、熟練の職人さんでも難しいのです。
たいていは、黒になるか、白の場合は、塗料が厚くてすぐにひび割れたりします。
ひび割れもせず、黒にもならないコバには、めったに出会えません。
ボッテガ・ヴェネタは、レザーも技術も、最高レベルのハイブランドの1つなのです。
革新によって真の伝統ブランドへ
ボッテガ・ヴェネタの親会社「ケリング」系列のハイブランドで言うと、バレンシアガも、いち早くSNS映えを意識したアイテムを発表しました。
「BALENCIAGA」のロゴが入った、ダッドスニーカーが火付け役です。
同系列のグッチは、以前から装飾アイテムが豊富で大人気でした。
そのSNS映えの流れに、ボッテガ・ヴェネタも乗った格好です。
伝統的な立場からは賛否両論あるかもしれませんが、話題になっていることは事実です。
伝統芸能や、和菓子の世界でも、普遍的なものほど変化が加えられて進化していくものです。
そもそも、真の価値があるものでなければ、「変化させよう」という動きにはなりません。
ボッテガ・ヴェネタは、今回の革新によって、真の伝統ブランドになっていくことでしょう。
これからも、要注目です。