こんにちは、makinaです。
歳を取って、よかったなと思うこと。
それは、自分の扱い方がわかってくることです。
何かあるたびに、だんだん、自分のことがわかってくる。
これが、かなり歳を取らないと、なかなかわからないのです。
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自分の扱い方がわかってくる
今、この歳になってやっと、自分の扱い方がわかってきたように思います。
歳を取って、つくづく良かったなぁと思える瞬間です。
だいたい、自分の扱い方がわからない間は、生きていて常に気が散るのです。
気が散ると、周りの声に影響されやすくなります。
当然、自分の確固たる軸を作ることもできません。
生きにくいままなのです。
小さい時や、若い頃でも、「自分はこういう性格」くらいの把握はできています。
でも、性格も、周りの環境によって、出せたり出せなかったり、変わります。
それが、歳を取ると、周りの状況と自分との関係で、「こういう時には、こう」という流れが見えてきます。
判断材料も増えるので、応用もできる。
嫌なことでも、何度も何度も経験すると、慣れだけで対処できるようにもなるのです。
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気が散らなくなる
歳を取って思うのは、若い頃よりも本当に気が散らなくなったということです。
何かがあった時に、「どうしよう、どうしよう」と、不毛な時間を過ごさなくてよくなりました。
やるべきことにも、ある程度集中できます。
以前は、何かあるたびに気が散って、疲れていましたから…。
今なら、気分転換のしかたも身についています。
「わからないことはわからないままにしておく」ということも、自分なりの方法でできるようになりました。
歳を取って、すごく生きやすくなっています。
短縮しようと思ってできるものではない
人は誰でも、自分を扱って生きていきます。
自分の扱い方がわかると、生きやすくなる。
そして、自分の扱い方がわかるようになるまでには、想像以上に年月がかかるのです。
すぐには、自分をうまく扱えるようにはなりません。
そのせいで苦しんでいる人が大勢いる中で、歳を取るということは、時間の恵みがもたらす万能薬なのです。
何でも短縮される世の中でも、人間の赤ちゃんがお母さんのお腹の中から出てくるまでの日数は、いつまで経っても短縮されません。
それと同じで、自分の扱い方がわかるようになるまでの年月も、短縮しようと思ってできるものではないのです。
「歳を取ってよかった」。
そう思える瞬間が、たしかに存在しているのです。
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