なぜブランド側は実際の購買層よりも若いモデルを起用するのか?

こんにちは、makinaです。

ブランドの、対象年齢。

ファッションは自由とはいえ、実際の購買層というのは、だいたいの年代に収まります。

CMや広告に起用されているモデルさんよりも、実際にそのブランドを買う人というのは、相当年齢が高いのが実情です。

現に、モデルさんを見ると、「こんなに若い人が、このブランドの服を本当に着るのかな?」というくらいに若いことが多いのです。

ではなぜ、ブランド側は、実際の購買層よりも若いモデルさんを起用するのでしょうか?

その理由は、まさに今言ったとおり、「実際の購買層はもっと上だから」です。

若い時から自ブランドを使ってくれれば、その先の年数はずっと長くなる。

生涯にわたって利用してくれれば、新規顧客獲得のコストをかけずに売上が積み上がるからなのです。

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ブランド側は、なるべく年齢の低い人に利用してほしいと思っています。

もちろんアパレルはどこも厳しい状況ですが、できればブランドを知ってから先の年数が長い人に顧客になってもらいたいのです。

だから、実際の購買層よりも若いモデルさんを起用する。

ところが、年齢が低いと可処分所得が少ないので、実際に購入できる人はごくわずか。

そのわずかな人を、若いモデルさんを起用した広告で大々的に集めるのです。

その過程で、実際の購買層へも広く認知され、広告のモデルさんの年齢よりも上のお客さんによって売り上げの大半が立つ。

このように、ブランドが謳う対象年齢と、実際の購買層には乖離があるのが、アパレルでは普通です。

若者向けのアパレルショップで売られている服が高すぎるのも、実際に買う人は若者より上かごくわずかな可処分所得の高い若者だからこそ、値段がそうなっている。

ブランド側が実際の購買層よりも若いモデルさんを起用するのは、その先の年数が長い人を大々的に集めるためなのです。

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