ベルトがステータスに!?ウエストマークは体形維持の証

こんにちは、makinaです。

思えば、15年前…。

デニムをはいたら、ベルトをしないと決まらない時代がありました。

ベルトがないと、ソワソワする。

でも今は、すっかりベルト無しの生活が定着しています。

一応とっておいてあるけど、出番がない。

それが、今のベルト事情です。

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ところが、ここへきて、ベルトが復活の兆しを見せています。

デニムのベルトループに通すベルトではありません。

トップスの上から、アウターの上から、見せるだけのベルトです。

この、ウエストマークのためだけのベルト。

体形を維持していないと、役割を果たしません。

お腹が引き締まっていないと、逆効果なのです。

ウエストが引き締まっていないと、ベルトが上がってきたり、食い込んだりしてしまう。

ウエストマークがなくても引き締まっている状態でないと、ウエストマークは決まらないのです。

つまり、ウエストマークは、体形維持の証。

ベルトが、一種のステータスになっているのです。

服よりも体がポイントに

2021年以降、ファッションのポイントは、服よりも「体」に移りそうです。

体形を隠すよりも、整えて見せる方向に、舵を切るようになります。

これからの時代、健康な方が有利なことを、誰もが直感しているのです。

ここ最近、アウターの上からベルトでウエストマークをするコーディネートを見かける回数が増えました。

ゆるめのシルエットは人気ですが、そこにウエストを強調するスタイルが出てきたのは、人々が「服」と同じくらい「体」に注目し始めたことを示しているのではないでしょうか。

ベルトなら安く盛れる

もう1つ、ウエストマークのコーディネートを後押しする機運があります。

それが、装飾アイテムの流行です。

シンプルカジュアル一辺倒から、少しずつ「盛り」アイテムが増え始めています。

色物。

柄物。

異素材の部分使い。

アウターの重ね着…。

中には、シースルーなど、機能性を度外視した、盛り前提のアイテムもあります。

イヤリングなどのアクセサリーも、大きめが人気です。

一粒ダイヤのスキンジュエリーだと、物足りない。

今までのスタイルに、何かプラスするアイテムが、じわじわと増えているのです。

でも、アウターを買い足したり、ワードローブを柄物にシフトしたりするには、お金がかかります。

ところが、ベルトなら、比較的安価。

場合によっては、セットで無料で付いてきます。

「何か少し盛りたい」時に、ベルトでウエストマークというのは、安く済むのです。

ベルトが上がってくる

試しに、ストンとしたワンピースの上から、ベルトをしてみます。

ウエストより少し高めの位置で、ウエストマークです。

ベルトをすると、ワンピースの丈が少し上がります。

短めになって、ウエストも絞られて、スタイルアップします。

鏡を見る瞬間は、それでいいのですが…。

しばらくその状態で過ごすと、油断して、お腹がポッコリ。

ベルトが、上がってきます。

横から見ると、かなり残念。

ベルト、しないほうがいいかも。

結局、外してしまいました。

ウエストマークが、普通に過ごしている状態で「決まる」というのは、相当体形維持をしていないと、難しいです。

ベルトをつけてみては外すという展開に

ちょっと、ベルトを足してみようかな。

装飾アイテムや盛りアイテムが増える来年以降は、そう思う瞬間が何度もやって来るでしょう。

そのたびに、つけてみては、しばらくして外す…。

そんな展開になりそうです。

体形維持を意識して、ウエストマークがなくても引き締まって見える体にする。

そうなって初めて、ウエストマークが機能するようになります。

つけるだけじゃスタイルアップできないなんて、じゃあ、何のためのウエストマークなのか。

と、思わないではないですが…。

この場合のベルトは、スタイルアップを叶えるためのアイテムではなく、ある意味「無駄」な、完全なる盛りアイテムなのです。

機能性とは無縁な、体をステータスにするアイテム。

それが、今のベルトなのです。

いつか、ワンピースやトップスの上からベルトをできる日が来ることを目指して。

ウエストマークなしで体形にメリハリをつけたい場合は、短め丈トップスを着て、ボトムスとの境目をお腹の真ん中に持ってきて分断するのが一番です。



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