子どものパニックが収まるのは「ノーリアクション」の時

こんにちは、makinaです。

子どもも少し大きくなり、いろいろとわかってくる頃。

「自分の思いどおりにならないこともある」ということも、だんだんわかってきます。

そんな時期に出てくるのが、パニックです。

大声で泣き叫ぶ。

でも、イヤイヤ期のイヤイヤとも違う。

そんなパニックがエスカレートする前に収まるのは、いつも決まって「大人がノーリアクションの時」なのです。

叱ってもなだめてもエスカレートする

何か、気に入らないことがあった時。

子どもは、思いどおりにならないことが薄々わかっています。

だから、自分の感情との折り合いがつかず、パニックを起こす。

そこまで行かなくても、大声で泣き叫ぶことになるのです。

この時、大人が同じように大声で叱ると、泣き方がエスカレートします。

逆に、なだめたらなだめたで、安心と甘えでまたエスカレートする。

なだめられて安心したからといって、すぐには感情を切り替えられないので、ますます混乱するからです。

気を付けたいのが、酸欠や、過呼吸です。

できるだけ、エスカレートさせないようにしたい。

そのためには、ノーリアクションが、かなり効果的なのです。

ノーリアクションが効果的

子どものパニックが始まったら、こちらは意識的にテンションを落とします。

要求にも、必ずしも応じられる場合ばかりではありません。

大声で叱らず、なだめもしない。

ノーリアクション、もしくは、ごくごくテンションの低い「ローリアクション」です。

すると、子どもは、こちらにアピールする分の「泣き」は節約し始めます。

こちらが働きかけをしないので、「ますます混乱」とはならないのです。

これだけで、エスカレートがかなり抑えられます。

イヤイヤ期のイヤイヤと違い、発散する目的ではないですし、子どももある程度大きくなって、わかる部分も増えてきています。

わかる部分が増えてきたからこそパニックになるという面もあるのですが、同時に、わかる部分が増えてきたからこそ、自分で、泣き止むこともできるのです。

放置や無視ではなく「見る」「居る」で応じる

放置したり、無視したりすると、アピール分の「泣き」が増えてしまいます。

あくまでも、ノーリアクションで「応じる」姿勢が不可欠です。

働きかけはせず、「見る」とか「居る」くらいに留めます。

何か言われたら「そうだね。」と返事をするくらい。

でも、パニックの最中は、子どももあまり何か言ってきたりはしないので、やっぱり「見る」とか「居る」くらいになります。

そうやって、ノーリアクションもしくはローリアクションで応じるのです。

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パニックが収まったら褒める

泣き止んだら、「自分で泣き止んだね。がんばったね。えらいね。」と、褒めます。

「ちょっと泣いちゃったね。

でも、自分で泣き止むのができたね。

お母さん、見てたよ。」と、伝えます。

すると、子どもは、「うん。」と言います。

自分でもワケがわからなかったのが、大人に説明してもらえると、「そうなんだ、そうだったんだ」と、確認できるのです。

こちらもパニックになると逆効果

子どもが、パニックになった時。

本当は、こちらもパニックだし、どうにかしてなだめたい。

でも、それだと逆効果らしいということは、何となくわかります。

では、どうすればいいのか?

一番良いのが、ノーリアクションで応じること。

放置や無視とは違い、応じることは応じます。

でも、応じ方は、ノーリアクションを心がける。

見る。

居る。

働きかけはしない。

そうすれば、子どものほうも、エスカレートせずに済みます。

自分で泣き止むことができたら、たくさん褒める。

きっと、子どもの成長を実感できる瞬間になるはずです。



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