こんにちは、makinaです。
先日、エルメス社が、ケリーバッグの製作拠点を新設すると発表しました。
今後、多くの職人さんが、新たな拠点でケリーバッグの製作に携わることになるとのことです。
バーキンの認知度が抜群のエルメスですが、ケリーバッグは一般的な認知度がそれほど高くありません。
エルメス好きの人の中にも「ケリーには興味がない」という人がかなりいて、どちらかというと通好みのバッグという位置づけに今はあります。
ですが、ハイブランドに限らず、これからの時代に人々の支持を受けるのは、より正統性のあるものが持つストーリー性になっていくと考えられます。
どうしてかというと、今人々が求めているのは100%間違いのないものだからです。
エルメスでいうと、馬具メーカーからバッグ製作を軌道に乗せた象徴的な存在であるケリーバッグの正統性を、エルメス自身が強めていこうとしていることは自然な流れなのかもしれません。
今よりたくさんのケリーバッグが製作されることで、街で目にするようになり、10年後にはケリーバッグの認知度が今より確実に上がっていることでしょう。
ケリーの新たなラインナップが誕生している可能性もありますし、より当時のケリーに近い形にリニューアルされている可能性もあります。
とはいえ、今絶大な支持を受けているのはバーキンのほうです。
現実に生きている私たちは、10年後の将来と今を俯瞰して見ていくことが大切なのです。