子育て世代のケリー・バーキン事情

こんにちは、makinaです。

エルメスを代表する、ケリーバッグとバーキン。

私も欲しい!

と思った時に、同時に頭をよぎるのが…。

「子育て中は、どうする?」ということです。

ケリーとバーキンは、子育て世代にも大人気。

でも、あまり出番がないのなら、買ってももったいないかな、と思ってしまうのです。

ところが、エルメスのお店の側から見ると、ケリーやバーキンを買うのは、子育て世代の方がかなり多いのも事実のようです。

人生の中で2回あるバーキン適齢期

たぶん、バーキンやケリーを使いやすい時期は、人生の中で2回あります。

1回目は、結婚してから子どもを産むまでの時期。

2回目は、子どもが大きくなってからブランドバッグを卒業するまでの時期です。

これは、わかりやすいと思います。

独身時代は、「お金のかかる女」と思われないために、ブランドバッグを封印しがちな時期です。

結婚してしまえば、バーキンやケリーも使いやすいですが、子どもが生まれてしまうと、物理的にも使うのが難しくなる。

子どもが自分のことは自分でできるようになったら、またバーキンやケリーを持てるようになりますが、シニア世代になると、重たいブランドバッグは卒業する人が大半です。

ジェーン・バーキンご本人が、ご自身のバーキンをオークションに出品したのが、60代後半の頃のこと。

それ以前から、すでに使わなくなっていたのかどうかは、わかりません。

もちろん、チャリティの意味合いで手放したわけですが、60代後半になると、ジェーン・バーキンご本人でさえ、バーキンを自分で使うことよりも、誰かの役に立つことにより大きな価値を見出すようになる、ということでしょう。

バーキンを卒業するわけです。

子どもを産む前か、子どもが成長した後。

そう考えると、人生の中でバーキンやケリーに適した時期は、ちょっと短すぎます。

だからこそ、「子育て中でもバーキンを持ちたい。でも、どうなの?」という話になるのです。

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ジェーン・バーキンご本人の場合

ちなみに、バーキンが誕生したのは、ジェーン・バーキンが35歳の時。

当時のエルメスの社長から、プレゼントされたわけですが…。

その翌年に、一番下の娘さんを出産しています。

もしかしたら、妊娠中も、産後も、ジェーン・バーキンは、バーキンを愛用していたのかもしれません。

そうだとすれば、子育て真っただ中だからといって、バーキンをお休みすることもないのでは?

と思えてきます。

エルメスのお店から見た場合

バーキンやケリーを販売している、エルメスのお店の側から見てみると…。

小さい子どもがいるお客さんも、少なくないようです。

「でも、子どもが小さいと、バーキンやケリーの出番が減ってしまわないか、心配で…。

使わなくなってしまったら、もったいないじゃないですか。」と言ったところ…。

エルメスの店員さんは、こうおっしゃいました。

「そうですね。たしかに、同じように思われているお客様が、たくさんいらっしゃいます。

でも、実際に、小さいお子様がいらっしゃって、バーキンをご購入されるお客様も、けっこう多いです。

そういう年代のお客様にこそ、人気ですので。

汚してしまうんじゃないかとか、使わなくなるんじゃないか、とももちろん思われているのですが、人気のほうが勝っているという感じです。」

なるほど…。

「汚すから買わない」、「使わなくなるから買わない」という思考は、バーキンやケリーには当てはまりにくいということかもしれません。

「人気のほうが勝っている」…。

子育て世代のバーキン・ケリー事情を、端的に言い表しているような気がしました。

人気のほうが勝っている

子どもが小さかったら、汚すかもしれない。

レザーだし重いし、子育て真っ最中だと使わなくなるかもしれない。

同じように思いながら、バーキンやケリーを買っているお客さんが、たくさんいる。

それが、「人気のほうが勝っている」状態なのかもしれません。

どんな時に持つか、1年に何回持つかは、人によって様々のはずです。

考え方や、人生観によっても、変わってきます。

私自身は、子どもと出かける場合は、夫が一緒にいる時にしか持ちません。

夫がいない時には、私1人で気を配らなきゃいけないことが多すぎて、バーキンやケリーを持つことを負担に感じるからです。

楽しめないし、持っても気分が上がらない。

その代わり、夫が一緒の時は、バーキンを腕にかけたまま子どもを抱っこすることも多いです。

子どもが飲み物などをこぼしてバーキンを汚したことも、今のところありません。

タイミングを逃さない

子育てがひと段落したら、バーキンやケリーの出番は、もっと増えるでしょう。

シニア世代になって、ブランドバッグを卒業するまでの期間。

10年ちょっとくらいでしょうか。

その後の、70代、80代は、もっと別の元気の源が出てくるような気がします。

ジェーン・バーキンご本人のように、誰かに譲るのも良いかもしれません。

子育て世代でも、「人気が勝っている」、ケリーとバーキン。

持って出かけられそうなタイミングを逃さず、愛用していきたいものです。



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