こんにちは、makinaです。
ファッションは、好きだったけど…。
ブランド物というものを、何も知らなかった私。
初めて、ブランドを意識したのは、学生の時でした。
今、思い返せば、あの頃友だちが持っていたのがエルメスのエールラインだったことが分かるのですが…。
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その時は、知らなかった。
私にとって、初めてのブランドは、ロエベです。
ロエベも知らなかった頃、新宿のカフェで1人で座っていたら、私の名前が聞こえました。
えっ?と思って見たら、近くの女性が呼ばれていました。
同じ名前…。
その女性は、一緒にいる男性に、下の名前を、私と同じ呼び方で呼ばれていました。
後ろ姿だけで、顔は見えません。
でも、ゴールドのスカートがきれいで、茶色の長い髪もすごくきれいでした。
学生の私から見たら、すごくお姉さんに見えました。
声が小さくて、ずいぶんおとなしい女性だなぁ。
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一緒にいたのは、年上らしき男性です。
場所と時間から言って、ホステスさんかなぁ、と想像しました。
雰囲気が大人っぽいだけで、年齢も、もしかしたら、学生だった私とそれほど変わらないくらいだったかもしれません。
その、同じ名前の女性が、席を立って男性の後をついていった時。
持っていたのが、ロエベのナッパアイレでした。
うわー!
めっちゃステキ!
似合ってるー!
あのバッグ、私も欲しい!
同じ名前だし(笑)
あの人みたいになりたい!
そう思ったのでした。
顔を見ていませんが、印象は鮮明に覚えています。
ナッパアイレ貯金を開始
もちろん、ロエベも知りません。
ましてや、ナッパアイレは、もっと知りません。
当時は、雑誌やテレビでも取り上げられていて、そこで、「あの時のバッグ!」って、知りました。
それから、毎月1万円ずつ貯金を始めました。
かなりの長期戦で、学校も卒業してしまいましたが…。
そうやって、初めて手に入れた、ロエベのナッパアイレ。
今も、手元にあります。
女性らしく
あの女性のイメージが強いので、スカートやワンピースに合わせて女性らしく持つのがしっくり来ます。
荷物をたくさん入れると、形がいびつになる作りなので…。
入れ過ぎには注意しながら。
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ナッパアイレは、このフォルムが良いんです。
上品だけど、目を惹くフォルムが。
10年以上経っても、手元に残している理由は、このフォルムがどうしようもなく好みという部分が大きいです。
そうでなければ、ただ単に「思い入れが強い」というだけでは、ワードローブに残らないです。
今でも憧れ
そこから、ロエベはフランスじゃないんだー、とか、王室御用達なら由緒正しいのかなー、とか、ブランド自体にも興味を持つようになり…。
新婚旅行はスペインにも足を延ばしたり、アマソナも手に入れ…。
他のハイブランドでお買い物するようにもなりましたが、全ての始まりは、あの女性。
おとなしくて、華やかで、後ろ姿が美しい。
今も、ずっと、憧れです。