こんにちは、makinaです。
冷蔵庫も、洗濯機も、ルンバもなかった時代。
家事には、もっともっと時間がかかっていたはずです。
今は、便利な家電があるんだから、その分、家事の時間は短縮されていてしかるべき。
それなのに…。
こんなに、忙しい。
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寝る時間がない。
いつも、何かに追われています。
その原因は、他でもない、「パーキンソンの法則」です。
仕事は、膨張する。
家事も、一緒じゃないでしょうか?
食洗器に食器を洗ってもらっている間、他の家事をしてしまっていませんか?
家事が、膨張していませんか?
このままでは、もっともっと時短家電が増えると、もっともっと家事が膨張してしまいます。
どこかで、歯止めをかけなければ。
今、ここで、膨張する家事に、歯止めをかけましょう!
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家事の完成度を上げると、膨張してしまう
パーキンソンの法則とは、仕事は与えられた時間を満たすまで膨張するという、コワい事実を言い当てたもの。
家事も、知らずしらずのうちに、膨張しているということです。
じゃあ、「膨張した家事」って、何でしょうか?
どうして、「増える」とか、「増加する」とか言わずに、「膨張する」という言い方をするのでしょうか?
それは、家事の「種類が増える」わけじゃないからです。
もちろん、ルンバを導入したら、「ルンバの内部を清掃する」という家事は増えます。
でも、その分、家じゅうの掃除をしてくれてるわけだから、これは「家事の種類が増えた」ことにはカウントしないとして。
家事が「膨張する」とは、それとは違うこと。
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種類が増えるわけじゃなくて…。
家事の「回数」だったり、「完成度」、「精度」が増えること。
それが、家事が「膨張する」っていう言葉の意味だと思います。
せっかく、時短家電に家事をやってもらっているのに…。
その分を、他の家事の精度を上げることに使ってしまっていたら、家事はいつまでたっても終わりません。
膨張し続けてしまいます。
例えば…。
洗濯機を、もう1回まわしてしまったり。
きのうと違う献立を考えて、おかずをわざわざ作ったり。
そういう、完成度を上げることに、時間を使って、「忙しい、忙しい」って言ってしまう。
子どもの相手をする時間がなくて、イライラする。
こんな、家事の完成度、精度を上げるようなことや、回数を増やすようなことは、やめないと。
パーキンソンの法則を、破らないといけません。
休む時間を先に確保する
じゃあ、膨張する家事に歯止めをかけるには、どうしたらいいのでしょうか。
そのためには…。
先に、休憩時間を設定する。
まるで、天引き貯金のように、休む時間を設定してしまうんです。
この時間だけは、絶対に確保して、その分は無いものとして、生きる。
膨張する家事に、侵食されてはいけません。
家事の精度を下げる
丁寧な暮らしには、憧れます。
一つひとつの家事の完成度を上げる豊かさ、喜び。
ぜひ味わいたいけれど、その分忙しくなってイライラするなら、手に負えるものではありません。
家事の精度を上げ過ぎていないか、チェックしていきましょう。
「でも、家事は全然できていないし…。」と思っても、上を見たらキリがありません。
気にしているのは自分だけで、十分できているかもしれません。
すぐに、完成度を下げられる家事は、料理です。
品数を減らす。
献立のバリエーションを減らす。
たぶん、多すぎると思います。
「名前のない家事」と「膨張した家事」は違う
「名前のない家事」が話題ですが、「名前のない家事」は全部「膨張した家事」というわけではありません。
名前はなくても、本質的なものは、家事は家事です。
名前はなくても、本質的な家事は、やります。
シャンプーを詰め替える、とか。
ゴミ箱のごみを集めて回る、とか。
でも、膨張した家事は、たとえ立派な名前がついていても、やらないように気を付けないといけません。
洗濯(追加)とか。
スーパーに買い出し(もう1軒)とか。
料理(もう1品)とかです。
紛らわしいですが、区別したいところです。
生活って、程度問題
そもそも、家事は、生活そのもの。
終わることは決してない、人間的な営みです。
だからこそ、違和感なく、どんどん膨張させることができてしまうんです。
生活って、全ては、程度問題。
意識して、自分で、程度を決めていく必要があります。
先に、睡眠時間と休む時間を確保する。
家事の精度は、下げる。
一緒に、家事の膨張を、食い止めましょう!