こんにちは、makinaです。
何か、トラブルがあった時。
火に油を注ぐ発言が、「そんなつもりじゃなかった」です。
ハラスメントの加害者の常套句でもあります。
これを言われた人はお分かりだと思いますが、言われたほうは、怒りがこみ上げます。
そして、話がこじれる。
だから、「そんなつもりじゃなかった」は、言ってはいけない言葉なのです。
じゃあどうして、言ってはいけないのか。
その理由は、「そんなつもりじゃなかった」は、通用するからです。
使えるからです。
下手に有効だからです。
だから、相手を逆撫でするのです。
広告
「そんなつもりじゃなかった」は通用する
「今、笑ったよね?」
「それって、私が悪いって言いたいの?」
誤解されたと思うとつい、「そんなつもりじゃなかった」と言いたくなります。
でも、この言葉は、余計に相手を怒らせます。
どうしてかというと、この言葉には、一定の効果があるからです。
言い訳として、通用するからです。
「そんなつもりじゃなかった」と言うことで、「わざとではない」と思ってもらえる。
わざとではないから、許すという構造が、確かにあります。
だからこそ、「そんなつもりじゃなかった」は、相手を逆撫でするのです。
下手に有効だから、相手を怒らせるのです。
言っても何の意味もない言葉だったら、相手は別に怒る必要がありません。
ハラスメントをした人が「そんなつもりじゃなかった」と言った時に、被害者の感情をますます逆撫でするのと同じです。
広告
あおり運転でも同じ
いま社会問題になっている、あおり運転でも同じです。
厳罰化が進むと、あなたもいつ「あおり運転者」と認定されるかわかりません。
ちょっとのことで、「今、あおりましたよね?」と言われやすくなるのです。
そんな時に、「そんなつもりじゃなかった」と言うと、ますます相手を逆撫でします。
怒らせると、いいことはありません。
だから、「そんなつもりじゃなかった」は、言ってはいけないのです。
「そんなつもりじゃなかった」と言わなければならなくなるようなことをしない
初めてのことが次々と起こっている現代。
いつ自分が加害者の立場に立たされるかわかりません。
そんな時、「そんなつもりじゃなかった」という言い訳は、下手に通用します。
だから、確実に相手を怒らせる。
私たちにできることは、後になってから「そんなつもりじゃなかった」と言わなければならなくなるような言動をしないことです。
それを言うことで、本当に自分を守れるのか?
自分を守ろうとする瞬間に、思い出したい心がけなのです。