こんにちは、makinaです。
幅広い年代に人気の、コメダ珈琲店。
いつ行っても、たくさんのお客さんがいます。
特に、休日のモーニングの時間帯は、かなりの混雑ぶり。
順番待ちが発生します。
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これが、けっこう長い。
順番待ちになってしまうと、席に着くまで、かなりの時間がかかります。
その理由は…。
1つは、他に似たような喫茶店がないので、ニーズが集中しているから。
2つ目は、一旦席に着いたら、急かされることもなく、みんなゆっくりするからです。
ニーズが集中しているから
順番待ちが発生するということは、言い換えると、「満席なのに他の店に行かない」ということです。
モーニングが安い、という、名古屋発祥ならではの理由もありますが…。
コメダ珈琲店は、今となっては珍しく、店舗内で、嗜好によってエリア分けがされています。
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他の喫茶店や、カフェや、ファミレスだと都合が悪い人でも、コメダなら大丈夫。
逆に言うと、順番待ちだとしても、他の店に行かないで、並ぶ。
ニーズが、コメダに集中していて、総取りしている状態です。
席に着いたら急かされないから
コメダに、順番待ちが発生する、2つ目の理由。
それは、順番待ちの後にあります。
順番待ちの後、席に案内されたら、そこから先は、急かされることもなく、みんなゆっくりするからです。
大きなテーブル。
半個室のような仕切り。
「たっぷりサイズ」のメニュー展開。
席からは、順番待ちをしている人が目に入らない設計です。
店員さんも、混んでいるから早く出てくださいとは思っていません。
一旦席に着いた人は、みんな、ゆっくりする。
だから、順番待ちが長いのです。
待ち時間が長いのはゆっくりできる証拠
コメダの入口には、貼り紙があることがあります。
「すぐにはご案内できない場合があります。
ご了承ください。」
待ち時間が長いですよ、ということです。
でも、待ち時間が長いということは、席に着いてしまえば、ゆっくりできますよ、ということです。
待ち時間が長いのは、テーブル席でゆっくりできる証拠なのです。
なぜ、順番待ちが長いのに、他の店に行かないのか?
このくらいの値段で、こんなにゆっくりできる店がないからです。
テーブル席が空いていても案内しない
コメダ珈琲店は、テーブル席が空いていても、次のお客さんを案内しないこともあります。
これも、他の店ではあまり見られない光景です。
席に着いているお客さんにゆっくりしてもらうために必要な作業を、優先している。
そんな印象を受けます。
待ち時間を短くすることには、それほどこだわらない。
なぜなら、その分、席に着いた後にゆっくりしてもらうことで、満足してもらえることを知っているからです。
コメダの選択
コメダ珈琲店が、「もっと値段を上げよう、回転率を上げよう」と思えば、できます。
でも、利益が上がったくらいのところで、右肩下がりになるかもしれない。
他の店に行くからです。
その選択をしていないから、待ち時間が長いのです。
「すぐにはご案内できない場合があります。
でも、お席に着かれましたら、その分ごゆっくりお過ごしいただけます。」
貼り紙に、この一言を足せば、お客さんの待ち時間の気分も変わるかもしれません。
モーニングセットでカフェインレスコーヒーが選べるカフェがあったなんて!