こんにちは、makinaです。
数か月に1度の、エルメスでのお買い物。
あまりしょっちゅう来られないので、試着が増えます。
たくさん試着をしても、買わない服というのがあります。
私の場合、たいていパターンが決まっていて…。
エルメスで、試着しても買わない服は、「他の誰かが着るだろうから、自分が着る必要はない」と思う服です。
この服を着るのは自分じゃなくていい
もちろん、サイズが合わない場合は、買いません。
サイズ感で迷う時は、担当さんではないサイズ専門の店員さん(フィッターさんとはまた別の方)が、わりとはっきり教えてくれます。
問題は、サイズも合っているし、似合わないわけでもないけれど、買う気がしない服です。
試着しようと思ったわけだから、自分の好みだし、魅力的な服です。
でも、買わない服というのがあります。
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どうしてなのかな?と、考えてみると…。
その場ではっきり自覚しているわけではありませんが、おそらく、「自分じゃなくていい」からだと思います。
他の誰かが着ていそう。
素敵だけど、私が着る必要はないか。
そういう感覚です。
今までたくさん、エルメスで試着したけど買わなかった服がありましたが…。
どれも、「私が着る必要はない服」だったように思います。
黒のテーラードジャケット
最近では、黒のテーラードジャケットがありました。
仕立ても良く、サイズもピッタリで、細く見える。
素材の上質感にも、高揚しました。
店員さんも、「ピッタリですね。よくお似合いです。」と言ってくれました。
とにかく、体のラインがキレイに見えたので、店員さんも、このジャケットは買うだろうと思っていたようです。
私が、これは私じゃなくてもいいかなー、と思い、「とっても素敵なんですけど、やめます」と言うと、かなり驚いていました。
買い物の最後にも、もう一度羽織るように促され…。
それでも、他の誰かが着ていそうな服というのは、比較的お断りしやすいかな、と思いました。
ピンクのパンツ
他には、ピンクのパンツもありました。
試着すると、ラインがキレイで、サイズもピッタリ。
店員さん3人で、褒めてくれました。
でも…。
素敵だけど、他の誰かが着ているような気がする…。
そりゃあ、オートクチュールでもないしオーダーメイドでもない、プレタポルテ(既製服)なんですから、「私しか着ないような服」なんて1つもないんです。
そうなのですが、試着したけど買わない服というのは、「私じゃなくていい」という側面があるものなのです。
そのピンクのパンツは、次にエルメスのお店に行った時にもまたおすすめされました。
そして、「前回ご試着なさっていた姿を見た他のお客様が、同じものをご購入なさってくれたんですよ。」と教えてくれました。
「えっ!そうだったんですか。」
私が感じたことは、そういうことだったのかもしれないな…。
やっぱり、他の人が買ったんだ…。
そんな気持ちでした。
ピンと来ない理由は「他の誰かが着る服だから」かも
エルメスに限らず、アパレルのお店では、「他の人も買って行かれます」とか、「人気です」とか、「私も持ってます」と言われますが…。
このセールストークが、ピンと来ない人というのがいるのです。
「じゃあ、私じゃなくてもいいか。」
私じゃなきゃいけない服なんてないのですが、結局買わない服というのは、「私じゃなくてもいい服」なのです。
流行っていて、着回しやすくて、便利で…。
でも、流行りじゃなくて、着回せなくて、不便な服でも、「私が着る!」という服があります。
(ちなみに、私の場合、紺の丸襟ジャケットや、水色のショートカーディガンなどが、それです。)
どんなに店員さんにおすすめされても、ピンと来ない。
自分でも、その理由がわからない…。
そんな時は、「他の誰かが着る服」なのかもしれません。