こんにちは、makinaです。
きょうだいでも、子どもたちの人格は人それぞれ。
その成長をどのように手助けしていくかも異なります。
素直さは人の大事な資質の1つですが、生まれつき素直な人とそうではない人がいますよね。
素直な子どもは将来爆発的に能力が開花する可能性がありますが、そうでない子どもはその可能性が低くなります。
決してそれは悪いことではなく、将来の大化けよりも今すでにその子の人生に必要なものの芽は備わっているという捉え方をすることのほうが大切ではないかと思います。
今持っている芽の範囲で、自由に学び、成長していけば、それがその子の最善だということです。
「もっと素直な子に育てなければ」と躍起になるのは、真っ当なだけに、本人や今後関わることになる人たちにとってはあまり良くない気がします。
子育ての最終目標は、子どもを社会にお返しすることです。
授かった子どもを手で育て、最終的に社会にお返しするのが子育てだと考えれば、その子が何かを「社会のため」「人のため」「誰かのため」にしようと思えるようにしてあげることがまず第一です。
それはやはり、社会の一員になるというのは「人のために何かをする」ということだからです。
笑顔でもいいし、ものづくりでもいい。
自分は不器用でも、人と人をつなぐ仲介者のような役割を担ってくれることもあるかもしれません。
大成させることだけが子育ての目的ではないですし、自立することを絶対目標とすると辛くなる日が来ることもあり得ます。
今その子が持っているものの範囲で必要十分と思って育てていけば、必ず「この子が人のためにできることは何だろう?」というところに目が向き、授かった子どもを社会にお返しすることができるのではないかと思っています。
牧 菜々子の「自分を発揮しながら社会とつながる生き方」【有料記事】