こんにちは、makinaです。
先日、子どもを連れて、美術館と図書館に行ってきました。
美術館は、絵が飾ってあるタイプのところではなく、どちらかと言うと体感型。
子どもにしてみたら、プレイルームで遊んでいるような感覚だったかもしれません。
最後にはキャッキャと騒ぎ出し、すぐに連れ出す展開になりました。
一方、図書館では、静かに座って本をめくり…。
本を汚損することなく、無事に親の私も目的を果たすことができました。
体感型の現代美術館
5歳と1歳の子どもを連れて行ったのは、岡山県北の「奈義町(なぎちょう)現代美術館」。
現代美術館にもいろいろありますが、ここは、現代アート作品が「置いてある」タイプではありません。
空間そのものが、現代アート作品。
という位置づけです。
空間に足を踏み入れると、体全体でアートを体感できる。
そんな美術館です。
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5歳児と1歳児の反応
受付で、1歳児が入場可能かどうか確認。
そして、上の子には、お約束をします。
「大きな声を出さないこと。
走らないこと。
触らないこと。
わかりましたか?」
「はいっ!」
最初は、さざめく水面に、風のオブジェが広がる空間。
「わぁ、すっごいねぇ!
きれいだねぇ!」
水を触ろうとする上の子に、早速注意です。
「だめ!
触っちゃダメって言ったでしょ!」
もう、先が思いやられます。
おそらく私に似たんだと思いますが、上の子は、水が大好き。
普段から、噴水には必ず寄って行きます。
ここでも…。
こういうところでは、子どもに注意する声の方がうるさいこともあるので…。
特に、ささやき声や、無声音は、響きます。
だから、普通の声を、抑えめにして、注意します。
なるべく手が届く近さを保ち、手で止めたり、ジェスチャーで伝えたり。
自分がゆっくり堪能することは、やっぱりできません。
下の子は、パパが手を引いて歩かせたり、ベビーカーに乗せたり。
ここがどこなのかはわかっていないと思いますが、ニッコニコでした。
特に、パンフレットの解説に「寝転がってみたり」と推奨されている部屋では、1歳児を自由に歩かせることができました。
ただ、ここではやはり上の子も楽しくなってしまったようで…。
2人とも騒ぎ出し、「体感」の限度を超えてしまいました。
すぐに連れ出し、名残惜しさを感じつつ、その部屋を後にしました。
図書館ではどっしり座ってページをめくる
次に、併設されている「奈義町立図書館」に向かいました。
特殊な設計で、「特色ある図書館10選」に選ばれたこともある図書館です。
四方の壁が、360°本で埋め尽くされたデザイン。
しかも、中2階の天井まで吹き抜けで、下から見渡せるのです。
この、撮影禁止の図書館を、実際に見てみたくてやって来たわけですが…。
5歳は騒ぐ年頃だし、1歳も日々成長するので、大声を出すかもしれないし、どうなるかと思っていました。
ところが、いざ中に入ってみると、キッズスペースにじっと座り、黙々と本のページをめくります。
下の子は、本が大好き。
というか、「紙が」大好きです。
めずらしい、布でできた絵本には触らず、紙の本を、めくっています。
私が、中2階に上がって、ひと通り図書館を堪能する間、パパの近くで、2人ともずーっと本をめくっていました。
途中、図書館あるあるで、上の子は「トイレ行きたい」。
図書館って、トイレ行きたくなるよね。
連れて行って戻っても、まだ下の子はどっしり座って本を触っていました。
本を破ったり汚したりもなく、声もほとんど出さなかった。
これは、もっと普段から図書館に連れて行っても大丈夫なのかもしれない。
意外な気づきになりました。
1歳にも好みはある
体感型の美術館は、5歳も1歳も楽しくなってしまったようで、最後は連れ出すことになりました。
でも、図書館は、「まだ1歳は連れて行けないし…」と思って行っていませんでしたが、本が好きなのもあり、大丈夫のようでした。
一概に、年齢や月齢では決められない。
好みというのは、たとえ1歳でも、はっきりしているものなのかもしれません。
5歳は5歳で、美術館では騒ぎ始めましたが、図書館では全く騒ぎませんでした。
本は「まぁまぁ好き」という程度ですが、たぶん「お母さんが本を見てるから、待っていた」くらいの感じでしょう。
おかげで、「この図書館は1日中いられるわー」と、大感激して帰ってくることができました。
つまらなくてぐずる…?
美術館は、もしかしたら、子どもはつまらなくてぐずるかなー。
そんなシナリオも、想定していました。
でも…。
全く、逆でした。
家に着いて、「楽しかったねー!」。
今度は、絵が飾ってあるタイプの美術館だと、どうなるかな?
こればっかりは、行ってみないとわかりません…。