わが子が「おもちゃ買って」とぐずらない子に育った理由

こんにちは、makinaです。

わが子は、5歳。

元気が有り余っています。

楽しくなると、大きな声を出して騒いで大変。

でも、あまり「買って!買って!」とは言わない子に育ちました。

思い当たるとしたら、理由はこれ1つ。

最初の頃に、買ってあげるようにしたからです。

まず買ってあげる

わが子が、初めて「買って」と言ったのは、4歳の時。

スーパーの、お菓子売り場でした。

「これ、買っていい?」

「いいよ。」

「1本だけ?」

「1本じゃなくてもいいよ。」

「2本は?」

「いいよ。」

「3本は?」

「いいよ。」

結局、8本買ってあげました。

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次は、ショッピングモールの、おもちゃ売り場でした。

家で観ていた動画に出てきた、同じおもちゃを、見つけたのです。

「これ、買っていい?」

結構大きいし、まぁまぁ高い…。

でも…。

「いいよ。」

うれしそうに抱えて、レジへ。

家に帰って、しばらくは熱中して遊んでいました。

大きくなってから欲しがる物は高い

まず、買ってあげる。

この方法に思い至ったのは、ある言葉を思い出したから。

まだ、子どもがいない頃でした。

「子どもが甘ったれに育ったら、どれだけお金があっても足りない。

一番の節約法は、子どもに『買って、買って』と言わせないこと。

そのためには、小さいうちに、欲しがるものは買い与える。

そうすれば、子どもは安心して、親の愛情をモノで試そうという気持ちがなくなります。

小さい子どもが欲しがる物なんて、安いもんでしょう。

大きくなってから欲しがる物は、高いですから。」

ふーん。

本当かなー?

こういう話を聞いた時に、一番気になるのは…。

「それで、実際にやってみたら、どうなるんだ?」っていうことです。

「1つだけよ」と言わない

半信半疑でやってみたところ…。

たしかに、お菓子売り場やおもちゃ売り場で泣いたり騒いだりすることはありません。

「買って」と言う回数も、今までに数回ほど。

5歳になってからは、「今日は、お父さんが買わないって言ってたよー」と、買わないこともあります。

子どもの反応は、「あ、そっかー」。

あっさり、売り場を離れます。

この方法は、意外と効果ありかもしれない。

「まず、買ってあげる」。

そして、「安心感と満足感は、ちょっとでも減殺されると効果がないかもしれない」と思い…。

「1つだけよ」とは言わないことにしたのです。

本人がいくつ選ぶかわからない中で、グッとこらえて、選び終わるのを待ちます。

ひどい時は、お菓子がほしいのに「選べない…」と言い出すことも。

「そりゃあ、こんなにたくさんある中から選ぶのは、大人でも難しいからね。

手伝ってあげる。

お母さんが選んであげようか?

これはどう?」

そう言うだけで、不思議なもので、自分で決められるようになるんですよね。

せっかく、買ってもらえるのに、「1つだけよ」とちょっと我慢させられると、ずーーっと「買って買って」と言う子に育つかもしれない。

そもそも、「1つだけよ」と言われる前から、1つだけのつもりだったかもしれないのに。

せめて、小さい頃だけでも、無条件で買ってもらえる安心感を味わうことが大事なようなのです。

わが子の場合も、「1つだけよ」と言わなくても、お菓子は自分で「8本にする」と言って、80円で済みました。

おもちゃも1つでしたから、「2つ買いたい」という発想はなかったということです。

子どもに「買って買って」と言わせないのが一番の節約法

おもちゃ売り場を通るたびに、泣きわめかれると困る…。

でも、買わずにいると、エスカレートして高い物を欲しがるようになるかもしれません。

立ち行かなくなってから、根負けして買ってあげると、高くつきます。

大きくなっても「買って、買って」と言い続ける子どもに育つと、出費がかさむのです。

逆に言うと、「買って、買って」と言わない子どもに育てるのが、一番の節約法。

小さい時に、無条件で買ってもらうと、「今日はダメ」と言われた時に、その意味を深読みしなくなる。

「否定された」とか、「愛情が足りない」と解釈しなくなるのです。

だから、泣かないし、駄々をこねたりしない。

結果的に、お出かけもスムーズになるし、親の気が重くなることもなくなります。

「まず、買ってあげる」。

そして、「1つだけよ」と言わない。

半信半疑だった、この方法。

実際、どうなのか、と言うと…。

セオリー通りにいく例も、無くはない。

ということのようです。