1つのブランドにこだわる人が減った理由

こんにちは、makinaです。

「私は、このブランドに決めている!」

そういう人が、最近は少なくなりました。

やっぱりこのブランドじゃなきゃ!というよりは、良い意味でもっと柔軟になった印象です。

どうして、1つのブランドにこだわる人が減ったのか。

それは、時間がないからです。

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時間がない。

考える余裕もない。

だから、その時どきでパッと考えて最適なものを選ぶようになっているのです。

1つのブランドにこだわるには負荷がかかる

一見、1つのブランドに決めてしまったほうが、ラクのように思えます。

ところが、「面倒は避けたい」という思いが、そのレベルを超えてしまったのです。

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映画を2時間観続けるよりも、youtubeの動画を次々に観るほうがいい。

じっと話について行くには、頭に負荷がかかり過ぎるのです。

継続時間が、短くなっている。

つまり、「時間がない」ということです。

時間もないし、負荷は避けたい。

1つのブランドにこだわるには、負荷がかかります。

お店に足を運んだり、店員さんと良好な関係を保ったり、商品の背景にある世界観やストーリーを追ったり。

たしかに、こだわるブランドが2つも3つもあるのなら、1つに決めてしまったほうが負荷は少ない。

でも今は、1つに決めた場合の少ない負荷にすら、耐えられなくなってきているのです。

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その時どきの判断でブランドをシフトする

その代わりに増えてきたのが、その時どきの関心でブランドをシフトする傾向です。

ファッションの世界でも、ブランドの移り変わりのサイクルが早くなっています。

モデルやスタイリストの方でも、ブランドミックスや、「ブランドにはこだわらない」という人が増えました。

この「ブランドにはこだわらない」ということの、意味合いが変わってきているのです。

以前は、「ブランドにはこだわらない」と言えば、「高価でなくていい」という意味が普通でした。

今は、「ブランドにはこだわらない」というのは、「1つのブランドに決めるのではなく、シフトして行っています」という意味合いが強いのです。

プチプラをうまく取り入れるというのは、頭に負荷がかかります。

でも、ブランド物同士でその都度シフトしていけば、その時にわかりやすいものを選ぶだけでいいので、頭の負荷が少なくて済むのです。

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少しでも面倒があるとシフトする

もちろん、今までどおり、1つのブランドにブランド愛を貫いている人もいます。

ただ、そうではない消費スタイルも出てきたということです。

少しでも面倒があると、シフトする。

自分に対する関心が高く、人からどう見られるかをあまり気にしない。

野心を持つよりも、ゆるく生きることを好む。

そういう人は、シフトしやすいのです。

若い年代に限らず、こういう生き方を好む人は増えています。

シフトするということはむしろトレンドに敏感な証拠

その時どきの判断でシフトするということは、むしろトレンドに敏感ということです。

トレンドや流行、旬のものというものに、あまり関心がなさそうな人が、むしろその時どきのものを好む。

トレンドファッションを提供するブランド側は、ターゲットを、トレンドのイノベーター(ファッション上級者)ではなく、面倒を避けてシンプルでイージーな消費を好む「シフト層」に絞るべきなのかもしれません。

ファッション好きの人ではなく、「どれでもいい」人に、直球で売るのです。

「今はこれですよ」と言うだけで、わかりやすくて早いものを好む「シフト層」には、十分に魅力なのです。

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本当はこだわりたい

本来は、こだわりたいのです。

1つのブランドに心酔したい。

でも、時間がない。

思考リソースもないのです。

趣味でも、何かハマりものがほしいと思いながら、日常に追われて見つけられないでいる人は、大勢います。

趣味も見つからない、ハマりものもない、こだわるブランドも持つ時間もない。

そういう人を救うのが、「その時どきの関心でシフトする」というスタイルなのです。

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