傾聴ボランティア体験記

こんにちは、makinaです。

仕事に家事にといそがしい現代人、ストレスを抱える人も多いですよね。

最近はひとの話を聞く仕事のニーズが高まっています。

すでに利用したことがあるかたや、こんどは自分が話を聞く側にまわりたいと思っているかたも増えていると思います。

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そんな方が、気軽に始められるのが傾聴ボランティア。

人の話を聞くことを仕事にする前に、ボランティアで経験してみるのはいかがでしょうか。

研修の有無

ボランティアといっても、話を聞く側に研修がある場合があります。

各市町村の社会福祉協議会を通してのボランティアは、研修が義務づけられている場合が多いです。

わたしが個人的に経験したのは、高齢者施設に直接連絡しての、研修なしの傾聴ボランティアです。

その施設は大きなところだったので、ボランティア担当の職員さんが複数いました。傾聴だけでなく、清掃やシーツ交換のボランティアさんがいました。

わたしは、ネームプレートをつけて、高齢者のかたが暮らしている個室におじゃまして、体調を聞いたり、昔話を聞いたりしました。

入所者のかたは、ふだん職員さんとゆっくり話す機会がないようでした。

わたしがはじめて訪問しても、とくにご自分のことをお話してくださいました。

寝たきりで、話すこともできない入所者さんとは、目を合わせて、話しかけて、それだけでしたが、目を動かしてくれたこともありました。

逆に、ふーんという感じで、「わたしはいいわ」と、面会を拒否されたかたもいました。

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相手のテンションに合わせて、時間を短くしたり、声を大きめにしたり、さぐりさぐりながらも、調整することを体感しました。

求められる適性、共感力と客観的思考

人の話を聞くことはむずかしく、忍耐力も必要になります。

しかし、相手が安心して話せる雰囲気をつくったり、聞いてもらえたという満足感を与えるためには、共感する力が不可欠です。

共感してもらえただけで、満足したり、自分で答えがみつかったりすることも多いのです。

ただし、相手の話にのめりこみすぎてしまうと、つらさが伝染して体をこわしてしまいます。

そのため、相手と自分の違いを客観的にとらえる思考も求められるのです。

とはいえ、このような注意すべき心がまえはどんな仕事にもあります。

自分には向いていないと決めつけてしまうのはもったいないことです。

わたしの例のように、研修なしでもこころよく受け入れてくれる現場はあります。

これからはわたしたちひとりひとりがお互いに、抱えるストレスを解消しあう時代になっていくのではないでしょうか。