こんにちは、makinaです。
今や、ロエベのアイコン的バッグとなった、パズルバッグ。
普段使いのしやすさもあって、街でも比較的よく見かけるバッグです。
斬新なデザインにもかかわらず、なぜ多くの支持を得ているのでしょうか。
どうやら、パズルバッグを選びたくなる心理状態に、秘密がありそうです。
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パズルバッグの、人気の理由。
それは、今の自分に何が必要「ない」のか、浮き彫りにしてくれるバッグだからです。
今の自分に必要ないものを自覚させてくれるから
容量、利便性、合わせやすさ、デザイン、価格…。
条件の全てを満たすバッグは、どこを探してもありません。
どこかを、妥協しなければならない。
何を犠牲にするか。
今の自分に、何が必要ないのか。
パズルバッグは、それを、自覚させてくれます。
シャープ感とリラックス感の良いとこ取り
最大の特徴は、幾何学的なデザイン。
折りたためば、フラットなクラッチバッグにもなります。
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そのため、シャープな直線で構成されています。
にもかかわらず、レザーがしなり、くたっとしたリラックス感を演出するのです。
ショルダーストラップで斜め掛けすれば、スポーティにもなり、反対に、手持ちをすれば、「横長の長方形」という、アマソナと同じ端正な印象も醸し出します。
シャープ感と、リラックス感。
スポーティさと、端正さ。
反対の要素の、良いとこ取りです。
意図的に犠牲にしたのは出し入れのしやすさ
そんなパズルバッグでも、意図的に犠牲にした部分があります。
それが、出し入れのしやすさです。
ファスナーを、マチまで渡せば、もっと出し入れがしやすくなります。
でも、フラットなクラッチにするには、ファスナーは、上面にしか付けられないのです。
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厳密に言うと、向かって左のマチにはファスナーを伸ばせないのは一見してわかるのですが、向かって右のマチにならファスナーを伸ばせそうにも見えます。
でも、ファスナーは水平ではなく、右斜め上に向かって伸びているため、そのままファスナーを延長すると、持ち手の金具の行き場がなくなってしまうのです。
ファスナーが、マチまでしっかり伸びているバッグと比べると…。
一辺にしかファスナーがないパズルバッグが、出し入れしにくいのは、明らかです。
これは、買う前にわかります。
容量は、見た目通りにあるのですが…。
長財布の出し入れのしにくさがネックになって、迷う。
そんな人も、多いはずです。
今の自分に必要ない部分とは
それでも、「これにしよう!」と、購入を決める時。
今の自分には、出し入れのしやすさは、必要ない。
もしかしたら、長財布も、必要ない…?
と。
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考えてもみなかった、「今の自分に必要ないもの」が、浮き彫りになるのです。
もしくは、初めから「自分に必要ないもの」がはっきりしている人なら、そこまで迷わずに、即決するタイプのバッグとも言えます。
逆に、そう思えない場合は、まだ時期ではないのかもしれません。
代わりに選んだのは上質な遊び心
では、その代わりに選択したものは、何でしょうか。
パズルバッグを持つことで、満たされるもの。
それは、上質な遊び心です。
パズルバッグは、最高級のレザーで、遊び心を表現しています。
ただの上質でもダメ。
ただの遊び心でもダメ。
それでは満たされないのです。
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シャープ感と、リラックス感。
スポーティさと、端正さ。
そんな相反する要素を持つ、バランスの取れた、上質な遊び心。
今のあなたに必要なのは、こっちのほうです。
そう矯正するような、力があるバッグなのです。
スッキリとした気持ちで決心できる
パズルバッグを選びたくなる、心理状態。
それは、今の自分に必要ないものに、気づかされる状態です。
全ての条件をクリアするバッグは、存在しない。
だって、条件を出す人間の側が、不完全なのですから。
パズルバッグが醸し出す、上質な遊び心に触れた時、今の自分に必要ないものを自覚する。
どこかスッキリとした気持ちで、決心できるのです。
パズルバッグの人気の理由は、そんなところにあるように思えてなりません。