こんにちは、makinaです。
このバッグ、素敵!
このお財布、キレイだなー!
でも…。
使いにくそう…。
今まで何度も、そう思ってきました。
でも、買った後に、使い方に慣れて、今も愛用しているものが、多々あります。
どうして、「使いにくそう」と思ってしまうのか…。
それは、当たり前のようですが、まだ買っていないからです。
もっと言うと、本当はその商品を買いたくないからです。
広告
「使いにくそう」と思うのはまだ買っていないから
人の習性として、自分が手に入れた物を高く評価する傾向があります。
これを、「保有効果」といいます。
人は、何かが自分の物になると、多少の不都合が目に入らなくなるのです。
買ってしまえば、使いにくさが気にならなくなる。
「この商品って、使いにくくないですか?」という質問に、「私も使っていますが、そんなに使いにくくないですよ」と答える人が多いのは、そのためです。
買った後には、保有効果もあって、慣れもあるので、「使いにくい」とはあまり感じなくなるのです。
逆に言うと、使いにくさが気になるのは、まだ買っていないから。
まだ自分が手に入れていない段階では、保有効果がないので、評価が低い。
だから、使いにくさがどうしても気になるのです。
広告
保有効果にはひいき目の側面も
保有効果というのは、ひいき目という側面もあります。
実際の効能より、高く見積もっているということです。
そんなの、偽物じゃないか。
そうとも思えますが…。
すでに手に入れた後、人は、その現実を生きています。
全くの幻想とは言えないのです。
「使いにくそう」と思う商品は本当は買いたくない
使いやすさというのは、相対的なものです。
買いたい商品なら、「使いやすそう!」と、買う理由になり、買いたくない商品なら、「使いにくそう…」と、買わない理由になる。
同じ商品でも、本当に欲しくなった時は、「使いやすさ」の優先順位が下がります。
本当に欲しくなった時もまた、多少の不都合は目に入らなくなるのです。
「使いにくそう」と思う商品は、まだそれほど欲しくない。
本当は、買いたくないのではないか。
その可能性にも、思いを巡らせてみる必要があります。
「使いにくそう」は購入意欲のバロメーター
この商品、いいなー。
でも、使いにくそう…。
そう思った時は、まだ買うタイミングではありません。
もっと言うと、本当は買いたくないのです。
逆に、商品は何も変わらないのに、「使いにくそう」と思わなくなるタイミングもあります。
そうなった時に買えば、買った後は、「保有効果」と、「慣れ」という強い味方がいます。
買った後に、「やっぱり使いにくい…」と思ったとしたら、それは、商品自体に魅力を感じなくなった証拠。
それが悪いわけではありません。
きっと、ライフスタイルや、環境が、変わっているはずです。
だから、自然と手放せる。
「使いにくそう」という感覚は、購入意欲のバロメーター。
その感覚を大事にすれば、きっと納得のいく判断ができるはずです。