こんにちは、makinaです。
「早くしなさい!」
「わがまま言わないの!」
つい言ってしまいそうになる、こんな言葉。
でも…。
子どもだって、がんばれない時がある。
大人も、同じです。
子どもががんばれない気持ちが、痛いほどわかるのです。
子どもも大人も同じ
子どもは、調子が出ない時や、違和感がある時でも、はっきり言葉にはできません。
何も言わないことがほとんど。
「どうしたの?」と聞いても、子ども自身もわからないから、答えないのです。
そんな時に、親のほうから、「がんばれないの?」と言葉をかけてあげると…。
「…うん。」
「そうか、がんばれないんだね。
大人だって、がんばれない時があるんだよ。」
「…うん。」
もちろん、「まだ子どもだからがんばれない」という面もありますが…。
「大人になったからといって何でもがんばれるわけではない」ということも、合わせて伝えておきたいのです。
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「体を一番に考えて」
がんばって大人にならなきゃいけないのに、「がんばれなくていいんだよ」なんて、甘いかもしれません。
迷いながらではありますが、私自身が過去に経験した卒業式で、学長が最後に語ったメッセージが、今でも頭に浮かぶのです。
「卒業生のみなさんには、これから先の人生、体を一番に考えていってほしいと思います。」
さんざん厳しい指導をしておいて、最後の言葉がそれ!?
学長ご自身がバリバリのキャリアの持ち主だったので、よけいにそのギャップが衝撃で、他の言葉をすべて忘れてしまったのでした。
人間、最後は体なのか…。
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体はすべてを知っている
もちろん、心の健康も大切。
「病は気から」と言われるように、「心こそが人間を人間たらしめているのだ」というほうが、しっくりくる面もあります。
でも、体は、すべてをわかっています。
がんばれない時、体が「休むべき」ことを知っているのです。
体は、頭で考えるより正しい判断をしますし、心や気持ちも、体のコンディションに左右されたりする。
「これから先の人生、体を一番に考えて」という言葉は、親が子どもに対して伝えたい言葉でもあるのです。
痛いほどわかる
ましてや、子どもは自分の体の状態を言葉にできません。
親のほうから、「がんばれないの?」と声掛けをして初めて、自分の体の状態に気づくということもあるのです。
「がんばれがんばれ」と言われて育ってキャリアを積み上げた人物だって、「体を大切に」とメッセージを贈る世の中。
大人だって、子どもががんばれない気持ちが、痛いほどわかるのです。