こんにちは、makinaです。
普遍的な、定番アイテムって、ありますよね。
黒のパンプスやワンハンドルバッグ、もしくは紺のワンピースなどです。
これらのアイテムは、一見、いつ買っても良いように思えますが…。
実は、買うタイミングを間違えると、余計な買い物が増えるというアイテムでもあるのです。
定番を買うべきタイミング。
それは、それを使うイベントや行事の時です。
逆に、「バッグが足りないから何かバッグを買い足そう」という時に、定番の色やデザインを選ぶと、その後すぐにもう1つトレンド寄りのバッグが必要になります。
余計な買い物が増えるのです。
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買い足しでは定番を選ばないほうがいい
あまりこだわりがない分野の買い物なら、いつでも定番や王道のものを買っておく方がトクです。
その方が、後から高く売れるからです。
でも、ファッションにもある程度気を遣うなら、定番だけでは回せません。
「足りないから、買い足さなくちゃ」という買い物で、最後の2つで迷った時。
「この際、定番のほうにしておこうかな」と思って買ってしまうと、往々にして余計な買い物が増えるのです。
まず、思ったほどバリエーションを増やしてくれないので、すぐにもう1つ必要になります。
トレンド要素のあるものを買い足すことに…。
そして、手に入れた定番のほうも活かそうとしてしまい、それに合わせる服や靴がまた増えるのです。
セールで定番品を買う?
同じように、セールでも、定番品を選びがちです。
「安くなっているから、何か買っておくほうがおトク。
トレンド物はすぐ着られなくなるから、定番品にしておこう。」と。
実際、出番はいつかは来るでしょう。
でも、それまでの保管場所は必要ですし、そのセール品とは関係なしに、すぐに次の買い物が必要になります。
先ほどの買い足しの場合と同じで、バリエーションはそれほど増えず、定番品を活かそうとするとさらに合わせる服が要るからです。
年齢の節目で定番品を買う?
年齢の節目節目で、定番品を買うというのも、雑誌ではよく提案されています。
でも、年齢の節目で定番品を買うというのは、かなりの余裕の表れです。
これができる人は、次の買い物もすぐできる人です。
定番品が欲しくて、それに向けて貯金をする場合、年齢ではなく、お金が貯まったタイミングで買うはずですから。
定番品を、「〇〇歳の記念に買おう」と思う場合、その余裕が表に出てきて、フタを開けてみれば定番品でない買い物になったということもあり得るのです。
これでは、定番品を買う適切なタイミングとは言えません。
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定番を買うべきタイミングはイベントや行事の時
黒のパンプスやバッグ。
紺のワンピース。
そんな定番品を買うべきタイミングは、そのアイテムを身に着けるイベントや行事の時です。
その予定に合わせて、定番品を買う。
これなら、ムダにはなりません。
そもそも着回しはしないので、「思ったよりバリエーションが増えない」という気持ちにもならないのです。
行事に合わせて定番品を買ったからといって、その後に余計な買い物が増えることもない。
「普段使いもしやすいように、流行りのものにしようかな」と一瞬思っても…。
行事という目的があるので、歯止めになってくれます。
明確な定番品を買うことができて、次の同じような行事の時にも活躍してくれるのです。
「合わせやすい」と「定番」は違う
このように、定番を買うべきタイミングというのは、それほど多くないことがわかります。
定番というのは、「合わせやすい」というイメージがあるので、無難に選びがちです。
でも、「合わせやすい」と「定番」は違います。
定番は、合わせるシチュエーションが決まってきます。
「何かを買い足そう」と思って、「合わせやすい」ものを選ぶのはアリです。
でも、「何か買い足そう」というスタンスの買い物で、「定番」を選ぶと、手持ちには合わせにくく、バリエーションも思ったより増えないのです。
そこは、シルバーの靴とか、白のバッグとかの方が、「合わせやすい」のです。
「合わせやすい」ものには、トレンド要素が必ずあります。
「定番」は、トレンドに左右されない、普遍的なものですから…。
合わせやすさは思ったより期待できません。
イベントとか、行事とか、目的がある時に合わせて買うのが賢明。
逆に言うと、普段は、あまり定番を意識しないほうが、買い物が増えずに済むのです。
究極の贅沢品
そう考えると、定番品というのは、究極の贅沢品なのかもしれません。
だからこそ、雑誌で繰り返し特集されるのです。
着回しはそれほどできないし、代用してもしっくりこない…。
手に入れても、次の買い物が必要になる…。
セールを含めて、普段は「どうせなら定番にしておこう」と思うのは危険。
特にイベントの予定がないのなら、「定番も買わない」が正解です。