こんにちは、makinaです。
どうしても欲しい!と思っても、すぐには手に入らない…。
それが、バーキンです。
エルメスのお店に行っても、棚に並んでいません。
「これ、ください。」という買い物にはならないのです。
量産されていないうえに、購入希望者が多い。
だから、競争率は高いです。
でも、普遍的な商品なので、なくなることは考えにくい。
つまり、いつ買えるのかわからないけれど、いつもどこかで売っている。
そんな、珍しいタイプの商品なのです。
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いつ買えるかわからないから悩む
いつ買えるかわからない。
だから、待つ時間はつきものです。
SNSや、ブランド品雑誌でバーキンを見ては、「いいなぁ。欲しいなぁ。」と思う日々。
実物を見るために、中古ブランドショップに足を運ぶことも。
「この色はちょっとなぁ…。」とか、「合わせる服が難しいかも…。」とか、「汚したらどうしよう…。」とか。
手に入れる前から、もう悩んでいます。
買う時を自分で決められるのなら、こんなに悩まないのですが…。
いつ買えるかわからないので、いろいろと考えてしまうのです。
購入を見送ると記憶に残る理由
私の場合、バーキンに興味がない時に一度、見もしないで断っているし…。
その次に初めて実物を見せてもらった時にも、意識はし始めていましたが、予算がなくて見送っています。
これが、バーキンの不思議なところ。
見送ると、後になって必ず、「あの時買っておけばよかった」と思うものなのです。
おそらく、すでに手に入れている人でも、見送ったバーキンがある人は、「あのバーキン、素敵だったなぁ」と、記憶に残り続けているはずです。
現物を見て、見送ったということは、「買っていない」ということ。
「買っていない」状態というのは、商品に対する評価が一番フラットな状態なのです。
だから、魅力をダイレクトに感じる。
買ってしまっていたら、どんな商品でも、ひいき目になったり、場合によっては「損してないよね?」と疑心暗鬼になったりします。
冷静な評価が難しくなる。
でも、「買っていない」場合は、素直に見たままの魅力を評価できるのです。
見送ったバーキンが魅力的に映るのは、「買っていない」せいで評価が公平になり、圧倒的な品質やオーラをそのまま感じるから。
だから、後になっても、「やっぱりあれが良かった」と、記憶に残るのです。
持っている人でも後悔する
もし、バーキンを見送って、「やっぱりあれが良かった」と後悔したとしても…。
すでにバーキンを持っている人でも、その気持ちは同じです。
持っている人でも、後悔したり、悩んだり…。
エルメスライフでは、いろいろな気持ちを経験することになっているようです。
逆に言うと、バーキンを持っている顧客の人でも、バーキンを見送ることはあります。
他の人が買わなかったバーキンを、次の人に見せることは、思った以上に起こっています。
いつ買えるかわからない。
でも、いつもどこかで売っています。
ここ2年ほど、「品薄」という言葉は聞いていません。
もし、チャンスが来て、バーキンを買った後に、それよりもっと欲しかったバーキンが現れた場合。
「前のは買わなければよかった」と思っても、本当に買っていなかったら、後から必ず「やっぱりあれも良かった」と思うはず。
どちらも、当然のことです。
どれを買っても、買わなくても。
まだ持っていない人も、もう持っている人も。
バーキンの悩みを免れている人は、1人もいないのです。