こんにちは、makinaです。
わが子の目が悪いんじゃないかと気づいたのは、4歳のとき。
何度ソファーに座らせても、テレビに吸い寄せられていくのです。
いくら何でも、近づき過ぎ。
もしかして、見えてない…?
眼科に連れて行くと…。
「強い近視ですね。
めがねになるのは確実ですが、それでは済まないかもしれません。
めがねをかけても見えないとなると、将来運転免許を取れませんから。」
運転免許!
それは困る。
思えば、夫はレーシックだし、私も免許はめがね条件付き。
子どものうちからこんなに悪かったら、矯正が意味をなさないことになりかねない…。
その日から、「30分に1回は、3メートル以上遠くを見させる」という生活が始まりました。
目が悪いと遠くを見続けるのがつらい
動画を夢中で観ているわが子に、声をかけます。
「はい、遠くを見るよー。」
そして、部屋の両端に立ち、スタンバイです。
「お母さんの顔を見てね。
お歌うたおうか。
それとも、30まで数える?」
途中で、視線が定まらなくなります。
近視の子が、3メートル以上遠くを見続けるのは、つらいのです。
目のピント調節が、すごく大変。
30秒続けられるようになるまで、何日もかかりました。
2~3か月ごとに、また眼科で視力を測り…。
約1年続けた頃、親である私の視力にも、変化が現れたのです。
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免許のめがね条件が外れた
先日、運転免許の更新に行ったときのこと。
「コンタクトですか?」と聞かれ、「めがねです」。
「じゃあ、まず裸眼で測りますね。」
全て答え終わり、こう言われました。
「見えてますので、今日からめがね条件が外れます。
記載もなくなりますから。」
えーー!!!???
ものすごくびっくりしました。
この歳で、視力回復って、ある!?
あるんだ!!
思い当たるふしは、ただ一つ。
子どもの相手をして、毎日遠くを見ているから。
だよね?きっと。
それしか考えられない。
親子そろって視力回復
そして、今度は子どもの眼科の検査の日。
矯正視力が、1.2と1.5まで回復していました。
親子そろって、視力回復!
やったー!
「目が良くなってるよ!
がんばって遠くを見てるからだよ。
がんばったね!」
そう伝えると…。
「うん!
今日も、遠くを見る!」
「そうだね、一緒に、遠くを見ようね!」
1年で、0.6と0.7から、1.2と1.5まで回復しました。
視力って、「ピント」なんだ…。
近くを見続けると、ピント調節が固まってしまう。
それがそのまま視力になってしまうということのようです。
何でも近くに迫ってくる世の中
大人の場合は、ここまで回復することは難しいかもしれません。
子どもだから、変化が大きかったのかもしれません。
でも、もし、めがねでも0.7とかで、免許が危ないという人がいたら…。
更新時に免許センターで遠くを見るだけでも、もしかしたら少し見えるようになるかもしれません。
視力は、「ピント」です。
「遠くを見る」というのは、本当に効果がありました。
今、めがね条件が付いている人でも、目が良くなったら、条件が外れることがあるのです。
ただでさえ、都市化が進み、現代化が進み、何でも「近く」に迫ってくる世の中です。
場所が狭くなり、モノが増えたのですから、仕方ありません。
子どもが大人になるころには、もっと「近く」ばかり見るような世界になっているでしょう。
機械化や、AI化が進むからこそ、体が資本。
一息ついて、遠くの景色を見たり、空を見上げたりしてみる。
そんな瞬間が、今以上に大事になってくるのかもしれません。