スープやみそ汁を飲むとよけいにお腹が空く理由

こんにちは、makinaです。

お腹を満たすために、スープやみそ汁を飲む。

わりとよくある場面です。

甘い物を食べてしまうより、ヘルシーだし。

ところが…。

スープやみそ汁など、汁物を飲むと、よけいにお腹が空くことがあるのです。

お腹の足しになっているはずなのに。

どうして…?

その理由は、おそらく、汁物の重みで、腸が活性化し、脳に信号を送るから。

胃の重みが、腸を刺激する。

そして、腸から脳へ、食欲を出させる。

だから、汁物を一気に飲み干せば飲み干すほど、食欲が増すのです。

汁物の重みで腸が活性化して脳が食欲を出させる

お腹が空いた。

そもそも、その食欲を調整するのは、脳です。

脳には、満腹中枢と、摂食中枢があります。

満腹中枢が働くと、「もうお腹いっぱい」。

摂食中枢が働くと、「お腹空いた」。

となるわけです。

この時、脳に働きかけるのは、腸なのです。

これを、「脳腸相関」と言います。

じゃあ、汁物を飲んだ時に、「お腹空いた(よけいにお腹が空いてるよ)」と腸が指令を出すのは、どうしてなんでしょうか。

一見、汁物を飲んだだけでは、腸は関係ないようにも思えます。

でも、汁物を飲むと、胃に重みがかかり、腸を活性化させるのです。

だから、スープやみそ汁を一気に飲めば飲むほど、ダイレクトに腸を刺激することになります。

そして、腸が、脳に、指令を送る。

この時送られる指令は、もちろん、腸には食べ物がないですから、「お腹が空いた」です。

満腹中枢ではなく、摂食中枢を刺激する。

だから、食欲が増すのです。

少しずつ飲めば胃に重みがかからない

汁物を飲むとよけいにお腹が空くのは、「一気に飲むから」です。

少しずつ飲んだ場合は、サラサラと小腸に送られ、胃に重みはかかりません。

腸にまで物が入ってしまえば、あとはいずれ満腹中枢を刺激する信号を送ってくれる。

それが、腸の役割です。

だから、汁物は、ゆっくり、少しずつ飲むべきなのです。

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まだ明らかになっていないことがいっぱい

脳腸相関については、まだ明らかになっていないことがいっぱいです。

特に、腸内細菌や、消化管ホルモンの働きは、まだまだ未知の領域です。

でも、自分の体が感じることは、紛れもない事実なのです。

お腹を満たすために、スープやみそ汁などの汁物を飲む。

その時、一気に飲んでしまうと、よけいにお腹が空きます。

胃に重みがかかり、腸にまで伝わって活性化してしまい、でも腸が空っぽなために、満腹感ではなく空腹感を脳に伝えるのです。

少しずつ飲めば、大丈夫。

温かい飲み物は、体を温めて、免疫力も高めてくれます。

そして、やせやすい体質になる。

スープやみそ汁などの汁物を、上手に取り入れていきたいものです。



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