こんにちは、makinaです。
わたしは本屋さんが好きで、しょっちゅう通っています。
だいたい5、6ヵ所をローテーションで。
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同じ本屋さんでも、マイブームが変われば、見るポイントも変わります。
前回は目に入らなかった本が 、目に飛びこんできたりするんですよね。
女性ファッション雑誌はもちろんですが、ビジネスの新刊や、新書、文庫本などを目で追っていきます。
最近は家事や掃除の本が増えていて、参考になります。
小説やマンガなどのフィクションには目が向かないのがちょっと問題。話題のおもしろいのがきっとたくさんあるのにな。いつかそんなマイブームも来ると信じています。
好きな作家さんは内田樹。
社会問題をかみくだいて説明してくれて、忘れられている常識的な回答をくれる、そんな作家さんです。
最初に買った内田樹の本は、「子どもは判ってくれない」(洋泉社、2003年)。
大学生でしたが、タイトルを見て、大人目線で、「そうか、子どもには判ってもらわなきゃ困るな」と思って買った記憶があります。
そして「たいへんに長いまえがき」を読んだ時点で、「この人の言うとおりにすればいい大人になれる」と直感的に思ったんです。
そしていい大人になれそうな箇所に付せんを貼っていくと、付せんだらけでちっとも目立ちません。
なかでも「ヨイショと雅量」では、「よくわからないけど理解したいものについては、よくわからないけど、ほめることにしている。教育哲学の碩学、S藤先生に教わった。ほめて育てるという無償の努力を見ず知らずの若者にしてくれた」とあり、すごいと思いました。
よくわからないけどほめるなんて、めんどくさい!
いい大人ってめんどくさい!
でもわたしはいい大人になりたいから、わたしもそうしようって思いました。
わたしは教育者でも研究者でもないから、若者をほめて育てる立場にはないけど…。
そうだ、子育ても一緒かな、と。
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今は子育てに活きています。
ほめるのって、手間です。労力いります。
まさに、「無償の努力」ですね。
子どもはそれで喜んでいるかどうか、まだ小さいのでわかりませんが、ほめている方は、この子を好きだと思う気持ちが増える気がします。
ほめることで良い感情がわき起こり、ほめられたほうも気分が良くなれば、いい循環になりますよね。
それから内田先生の本を買い続けて本棚が埋め尽くされました。
内田先生の本を読まないままこの年になっていたとしたら…。
今のほうが絶対いい大人ですわたしは。
これでも。
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