これが欲しい?それとも、なくても平気?

こんにちは、makinaです。

スーパーの、お菓子売り場。

小さいうちから、欲しがるだけ買ってあげていたおかげか…。

最近は、わが子が「これ、買っていい?」と聞いてくることも、少なくなりました。

それでも、年齢が上がると、いろいろなお菓子に興味が出てきます。

中でも、おもちゃ付きのお菓子は、わが子もじーっと長い時間眺めています。

そろそろ、「好きなだけ買ってあげる」段階から、卒業する時期。

そう思って、先日から、次の段階に入ってみました。

欲しがるおもちゃ付きのお菓子を、「これが欲しい?それとも、なくても平気?」と、ワンクッション入れてみたのです。

すると…。

わが子は、棚にあるそのお菓子を見つめて…。

しばし、考え…。

「あ、そうだ!そろそろ行こうかー!」

返事をしなかったのですが、買わない選択をしました。

そして、お菓子売り場を後にしたのでした。

十分満足したはず

いつまでも、「欲しがるだけ買ってあげる」という方法をとるつもりはありませんでした。

4歳で、初めてお菓子を欲しがってから、全部買ってあげてきた。

5歳になって、お菓子売り場で駄々をこねることもないし、十分満足感を持ってくれたはず。

そろそろ、自分の意思で我慢できるくらいになってきたかな…?

と思い始めていました。

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今までにも、買わないことはありました。

それは、「今日は、パパが買っちゃダメって言ってたよ」とか、「家におみやげでもらったゼリーがたくさんあるよ」とか、そういう他の事情がある時だけでした。

今回は、とくにそういう事情がないけど、子どもと私だけで、考えて、我慢させるというところが、初めてでした。

「買っちゃダメ」でもなく、「家にお菓子あるでしょ」でもなく、我慢させる。

それを促すために、声かけをしてみたフレーズが、「これが欲しい?それとも、なくても平気?」だったのです。

我慢できた!

おもちゃ付きの、お菓子。

たくさん種類があって、目移りしてしまいます。

親の私から見ると、「家に同じようなおもちゃ、たくさんあるでしょ!」と心の中で叫びたくなる…。

もちろん、「似てるけど、ちょっと違うの!」と言いたいであろうことは、よくわかる。

同じように見えるものを欲しがっても、子どもだからといって蔑ろにするべきではないことも…。

でも、このままじゃ、おもちゃが増えすぎる。

部屋が散らかるのは、目に見えています。

そこで、わが子に言いました。

「これが欲しい?それとも、なくても平気?」

期待していた返事はもちろん、「なくても平気!」でした。

実際には、ちょっと違って、返事自体はありませんでした。

でも、「あ、そうだ!そろそろ行こうかー!」と言って、売り場を後にしたのです。

照れ隠しだったのか、素直に言いたくなかったのか…。

でもまぁ、我慢できたことには、違いありません。

大人も同じ

「これが欲しい?それとも、なくても平気?」

このフレーズは、大人でも使えそうです。

何か、欲しいものがある時。

「買っちゃダメ!」でもなく、「もう持ってるでしょ」でもなく、そういう事情が、何もなくても。

それでも、買わない選択をしやすくするには、最適な問いかけです。

限定品だし、安いし、便利だし、と、欲しい理由があり過ぎる場面では、「なくても平気」ということを忘れがち。

逆に、「買わない理由」が欲しい時にも、いつでも使えるフレーズです。

5歳のわが子と同じように、売り場を立ち去る。

大人にできないはずはない!と、子どもから教えられたのでした。



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